【旭川市】旧総合庁舎の解体工事の様子と、取り出されたレンガが展望ラウンジにモニュメントとして再現。
旭川市役所旧総合庁舎の解体工事が進んでいます。旧総合庁舎の一部はすでに取り壊されており、2024年10月上旬に確認するとレンガの色合いが美しい建造物にも足場が組まれていました。
その旧総合庁舎を囲うようにしてパネルが設置されており、旧総合庁舎の歴史について詳しく記載されています。旧総合庁舎は1958年に完成し、2023年に閉庁するまで65年もの間、旭川市民に親しまれてきました。日本建築学会賞を受賞した近代日本における価値ある建造物でもありました。
老朽化により旧総合庁舎は解体が決定し、解体工事が進んでいます。旧総合庁舎より取り出された煉瓦については、「煉瓦の記憶」として市民の皆さんに記念品として贈呈されました。なんと3,000人以上の人が応募したとのことです。また一部は新総合庁舎9階の展望ラウンジにモニュメントとして再現となりました。
展望ラウンジには再現されたレンガのモニュメントや、日本建築学会賞を受賞したことを詳しく案内するパネルに、建築家で旭川にゆかりがある佐藤武夫氏を案内するパネルなどもあります。旧総合庁舎の価値の継承は、次世代にも引き継がれていくことと思います。
新総合庁舎9階には屋外展望広場もあり旭川の市街地を一望することができます。また、展望ラウンジの窓からは、晴れていれば大雪山十勝岳連峰が望めます。新総合庁舎に来た際は、旭川の美しき景色とともに、展望ラウンジのレンガのモニュメントもぜひご覧になってくださいね。
旭川市役所
☆展望ラウンジ
場所:旭川市役所新総合庁舎9階
備考:旧総合庁舎のレンガを取り出しモニュメントとして再現