子どものお金の運用と使い道
子どもが産まれると、「将来の教育費をなるべく早く準備したい」そう考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、漠然と貯金するだけでは、物価上昇の影響で将来のお金の価値が目減りしてしまう可能性もあります。
かと言って、今やさまざまな投資スタイルがあり、ましてや子どものお金を運用となるとどの方法が良いのか正直分からないですよね。
私自身も、色々悩んで調べていた時期があります。
結論…我が家は現在、子どものお金を以下の3つの方法で運用しています!
- 新NISA
- ジュニアNISA
- こども名義の証券口座
これらは、私なりにそれぞれ目的があって運用をスタートさせています!
そこで今回は、我が家が実際にやっている子どものお金の運用方法とその使い道についてお話ししていきます。
あくまでも3歳の息子1人の我が家の場合ですが、少しでも参考になったら嬉しいです!
1.新NISA
新NISAでは、18歳未満の未成年の口座開設ができませんが、だからと言って2024年以降子どもの投資ができないかというと、決してそうではありません。
我が家では、親(私たち)名義の新NISA枠を使って教育費の運用をしています!
子どもが資産運用をするとしたら多くの場合、その元手は親の資金になりますよね。
なので、とりあえず親の資産としてまとめてNISA口座で運用し、教育費や生活費などで必要になった時は売却して現金化しようと考えています。
この時の懸念点としては、新NISAで子どもの教育費まで一緒に運用してしまうと、資産の内訳が混ざってしまうため管理しづらくなるという点。
その対策として、銘柄や夫婦(パパ・ママ)の名義で分けて運用すると管理しやすいことに気付きました。
例えば、
- ママの新NISAは、オールカントリーに投資をし教育費のための運用
- パパの新NISAでは、S&P500に投資をし自分たちの老後資金のための運用
など…教育費が必要になった時は、新NISAのオールカントリーを優先して売却するというルールさえ決めておけば、売却時の判断に迷うことも減らせます。
このように銘柄や名義を使い分けることで目的が明確になり、何かあった時に資産も崩しやすいというメリットがあります。
2.ジュニアNISA
ジュニアNISAは、投資で得た利益が非課税になるお得な制度で、これまで20歳未満の子ども名義でも利用することができました。
ですが、2023年をもって制度終了のため、今は新しく投資することができません。
我が家のジュニアNISAは制度終了前に投資していたので、今現在は2年間分の元金で運用しています。
かるく実績を公開すると、投資元金は234万円に対して損益が+180万円。
合計414万円と好調に運用ができています。
ジュニアNISAは、子どもが18歳になるまで運用を続けられて、途中で現金化もできるので使い勝手が良いんですよね。
ただし、一部のみを解約ができないので、この点は注意!
少しだけ取り崩したい場合でも、すべて売却して現金化しなくてはなりません。これが、唯一のデメリットかも。
売却する時は、こういった点にも考慮して慎重に判断することをおすすめします。
3.こども名義の証券口座
①息子名義のSBI証券
先ほど子ども名義の非課税口座の開設はもうできないと言いましたが、課税口座であれば子ども名義での口座開設も可能です。
そんな我が家も、息子名義のSBI証券で特定口座を使って投資をしています!
うちの息子は、長期保有&株主優待をメインに日本株を保有していて…
- ヒューリック:株主優待と配当
- ビックカメラ:株主優待
- オリエンタルランド:株主優待
この3つの銘柄に投資しています!
ちなみにオリエンタルランドは、100株を3年継続保有していると、ディズニーチケットが年に1回もらえるようになります。
息子が3歳の時に株主になったので、6歳になったら優待チケットをサプライズで渡してあげて、一緒にディズニーを楽しめたらいいなって思い投資しました♪
②息子名義のPayPay証券
我が家では、息子名義の証券口座がもう一つありまして…!
息子の児童手当やお小遣い、年に一度のお年玉などは、PayPay証券を使って運用しています。
なぜわざわざPayPay証券?と言うと、他の証券会社は一株単位での購入に対して、PayPay証券は1,000円から好きな金額で株を買えるからです!
特にお小遣いやお年玉なんかは1,000円単位でもらうことも多いですよね。
その時に、株が買いやすいのはPayPay証券だなと思ったので積極的に利用しています。
ついでに児童手当の運用内訳を公開すると…児童手当は、月15,000円が4カ月に一回・6万円が振り込まれています。
- 私が決めた銘柄の投資信託に3万円
- 選びとりカードで息子が選んだ個別銘柄に3万円
こんな感じで3万円ずつ投資に回しています。
選びとりカードは、りりなオリジナルで作成した銘柄付きの絵カードを選びとりしてもらって投資先を決定するという方法です。
イメージとしては、1歳のお誕生日にやる伝統行事の「選び取り」みたいなもの♪
今は息子もまだ分からないかもしれませんが、今後の実践的な金融教育に繋がればいいなって思い数年前から始めてみました。
◆こどものお金の使い道
子どものお金は教育費のための運用でもありますが、いずれは子どもの金融教育につながるような運用をしたいなって気持ちが今は強くなっています。
なので使い分けるなら…
- 新NISA→教育費
- ジュニアNISA→教育費&贈与
- 子ども名義の証券口座→金融教育&贈与
このようにある程度目的を決めていれば、途中で現金が必要になった時でも売却時の判断がぶれることはありません。
もちろん一番の投資の目的は、教育費を増やすことではなく教育費を「使いたいときに使えるように」準備しておくこと。
そのため子どものお金を、暴落のリスクがある投資に回すことが必ずしも正解ではないと思っています。
ですが正解がないからこそ、自分で知識をつけて実践し後悔のないよう子どもと一緒に投資を楽しんでいきたいなと思っています。
◆未来を生き抜く力を育てたい
今回は、子どものお金の運用方法とその使い道について私の考えをお話してみました。
銀行にお金を預けても増えない今、たくさんの情報の中から自分で選び取る力が必要です。
20年後はさらに、貧富の差が激しくなり個人の力が重要になっている時代かも...。
なので私の考えとしては、金融教育を通して息子に「生き抜く力」や「意思決定力」を付けてほしいなって思っています。
ただ、どんなに私が必死に金融教育をしたとしても、未来の息子がどんな考えを持つかは正直分かりません。
未来のことは誰にも分からないからこそ、トライ&エラーして今やれることに挑戦していきたいなと思っています!