【富士宮市】自家製あんを富士山の伏流水で練り上げた白玉餅で包んだ『北川製餡所』の縁起餅
富士山本宮浅間大社境内から、徒歩1分もかからない場所にお店を構える『北川製餡所』さん。
和菓子屋さんを利用することは多々あるのですが、あんこやさんを訪れるのは今回が初めてです。
口頭でお店の位置を聞いただけでしたが、道路沿いにのぼりも出ていたので、すぐに分かりました。
店内に入ると、ショーケースの中には栗きんとんや栗甘露煮などは今の時期だけの商品で、普段とは違う品揃えになっているそうです。
様々な種類の袋に入ったあんは普段から販売されているそうです。
保存料や着色料など余計な添加物は使用せず、良質原料豆を、自社敷地内より湧き出ている富士山の伏流水で炊き上げて作られる北川製餡所の粒餡・こし餡は、素材のもつ本来のおいしさと評判です。
私がいる間にも多くのお客さんが見えて、あんを購入していました。「自分で煮て作ったりもしたけれど、北川製餡のあんが一番おいしい!あんを使ったお菓子を作るときには、ここまで買いに来るのよ」と、お客さんの1人が話してくれました。
あん以外にも豆類・菓子材料のなども販売しています。いろいろな材料が揃っているので、不器用な私でも、創作意欲が刺激されます。
お年賀用に贈答箱に入った『おしるこの素』やもなかの皮とあんのセットなどもありました。楽しみながら作っておいしく食べられる、こんなお年賀を頂いたら嬉しいですね。
そして『北川製餡所』は、浅間大社名物『御くじ餅』の販売元でもあります。
徳川家康公が天下平定の後、富士山本宮浅間大社社殿を奉献された際に、そのお祝いに紅白の餅を振舞ったといわれ、餅と小豆は健康と幸せを願う食物として現在に受け継がれています。
『御くじ餅』は富士山の伏流水で最上質の白玉粉を練り上げ、自家製あんを包んだ、紅白の縁起餅、1箱に1枚「おみくじ」が入っているそうです。
ということで、『御くじ餅』を購入してみました。
外箱からして、なんかとてもありがたい感じがします。箱を開けるとおみくじが入っていました。おみくじの下には大きな大納言小豆を一粒冠した紅白のお餅が入っています。
ピンクのお餅の中はこしあん、白い方は、練乳入り白餡です。自然な甘みが口の中でほどけていくようなやさしい口どけです。
おみくじは末吉でしたが、食べる人の幸せを願って作られた『御くじ餅』を食べたら、運勢も大吉に変わるようなおいしさでした。
北川製餡所
住所:富士宮市宮町3-14
TEL:0544-26-3765
営業時間:9:00~18:00
休業日:毎週日曜日
*年末年始にあたり営業日が変更されている場合があります。