この日は、どうしてもラーメンが食べたくなり『味のありこま』に車を走らせました。

訪問するのは昨年の1月以来です。

『味のありこま』は昭和47（1974）年に創業。

旭川市内から東川を通り旭岳温泉に向かう道道1160号旭岳温泉線沿いの東光3条6丁目にある人気のラーメン店です。

かつて、テレビのバラエティー番組「TVチャンピオン」の舞台となったことがあり、あの世界的なフードファイターの小林尊さんが16杯ものラーメンを食べたお店です。

実は、週末に何度かお店の前を通ったのですが、駐車場が空いていたので気になっていました。

店内に入ってお品書きを見ると、なんとなく理由がわかりました。

昨年1月に850円だった塩・正油ラーメンが1,200円（税別）に値上がりしています。

ラーメン業界には「1,000円の壁」があると言われています。「1,000円の壁」とはラーメン1杯の価格が1,000円を超えられないという意味ですが、ついに旭川でも「1,000円の壁」を超えるお店が出てきたんですね。

値段が高いからとお店を出るわけにもいかず、「塩野菜ラーメン」を注文。

消費税を入れると1,430円です。

普段ラーメンを食べるときには、大盛りにすることもなく、トッピングを加えることもあまりないので、こんなに高いラーメンを食べるのは生まれて初めてかもしれません。

『味のありこま』は塩ラーメンが人気のお店。

自慢のスープは、豚1頭分の豚骨を約10時間コトコト煮込んでさらしを使ってこしたものだそうです。

どうやら豚骨がすごい値上がりしているそうです。他の原材料費や人件費、光熱費なども高騰しているので、ラーメンの価格が上がるのはしかたないですね。

食べたいと思った時に食べた『味のありこま』の塩野菜ラーメンの味は大満足。

しかし、これからは気軽にラーメンでもというわけにはいかないですね。