【四條畷市】今回の特別展は「井戸」に着目 歴史民俗資料館で10月8日から
四條畷市の歴史や民俗などについて学べる四條畷市立歴史民俗資料館が、第39回特別展の準備のため休館中です。同館前に掲示されたポスターによると、今回の特別展のタイトルは、「井戸をのぞいてみれば──考古学からみた井戸と人のかかわりとまつり──」。10月8日から始まるそうです。
同館では例年、特定のテーマに沿った展示を行う特別展を開催しています。前回のタイトルは「天ニ不時之災害ヲ起ス有リ、後ノ記憶ト為ス─遺跡と記録にみる災害と防災─」。かつての大地震で発生した噴砂の跡が残る地層の断面など、遺跡や文書に残された災害に関する展示が行われ、非常に興味深く、楽しめました。
ポスターをよく見ると、今回の「主な展示内容」として、奈良井遺跡(四條畷市)の馬の祭祀用井戸や、中野遺跡(同)の井戸の中からでてきた馬骨、讃良郡条里遺跡(四條畷市・寝屋川市)の近畿地方最初の手掘り井戸などが記されています。
特別展の開催期間は、10月8日から12月15日までの2か月強(10月15日・11月5日は休館)。入館料は通常時と同じく無料で、入場者には特別展の冊子が無料で配布されます。この冊子は例年充実した内容なので、観覧後も楽しめます。また、期間中の10月24日と11月14日(時間はいずれも午前10時00分〜午前11時00分)には、展示解説会も予定されているそうです。
筆者は前回の特別展を大いに楽しみました。今回も期待して待ちたいと思います。
四條畷市立歴史民俗資料館
所在地:大阪府四條畷市塚脇町3-7
電話:072-878-4558
入館料:無料
最寄り:JR四条畷駅から徒歩15分、コミュニティバス・京阪バス・近鉄バス塚脇停留所から徒歩3分