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「ジャイアンツの顔」がシーズン欠場を決断。「エンジェルスの顔」は!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
マイク・トラウト(左)とバスター・ポージー JULY 14, 2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 サンフランシスコ・ジャイアンツのバスター・ポージーが、新型コロナウイルス感染のリスクを考慮し、今シーズンはプレーしないことを決めた。Zoomを通し、ポージーは記者たちにそう語った。

 すでに、シーズン欠場を表明しているライアン・ジマーマン(ワシントン・ナショナルズ)と同じく、ポージーはフランチャイズ・プレーヤーだ。それについては、2年前に「ジャイアンツの栄光に「ジョージア州出身の捕手」は不可欠!? 今年のドラフト全体2位とポージーの共通点」でも書いた。

 現在、ジマーマンは35歳、ポージーは33歳。ともに全盛期は過ぎているが、昨シーズンは100試合以上を欠場したジマーマンと違い、ポージーは114試合に出場し、96試合でスタメンマスクをかぶった。

 ポージーの妻は、双子の娘を産んだばかりだ夫妻は、最近、生まれたばかりの双子の女の子を養子とした。

 APのジョー・リーディは、ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトについて、7月4日にこう報じている。「トラウトは、どうするのがベストなのかを妻と毎晩話し合っている、と語った」

 トラウトの妻は妊娠中。出産は来月の予定だ。

 MLBと選手会が7月10日に行った発表によると、新型コロナウイルスの検査で陽性反応したが出た選手は58人、スタッフは8人。30球団のうち、皆無は3球団だという。また、検査結果が届くのが遅れてサマー・キャンプ(スプリング・トレーニング2.0)の練習がキャンセルとなったり、ドミニカ共和国から入国した選手の検査を行わなかったり、MLBの動きは不手際も目につく。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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