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【現役小児科看護師が教える!】こんなときどうする?子供が熱を出したときの対処法

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子供が風邪を引いた、薬を飲んでいるけど日中と様子が違う!

など、子供が体調を崩したときに突然状態が変わることはよくあります。

ですが、夜間や休診日でかかりつけの病院が閉まっていたり、すぐに行けない場合もあるでしょう。

特に熱を出したときは日中は下がっているのに、夜になると上がったり、熱性けいれんを起こしたりと病院が空いていない時間帯に何か起こることが多いものです。

今回はそんなときにどのように対処したらよいか、お伝えしていきます。

熱が高いとき

熱が高くても本人が元気に遊んでいたり、声をかけたりあやすと笑う、食事や水分が摂れていれば問題ないことが多いです。

感染症が流行っているからといって、「必ず受診しないとならない」なんてことはありません。

解熱剤がなかったり、症状に対する薬がほしい、などがあれば、多少元気でも日中のうちに受診しておくことをおすすめします。

なぜかというと、夜間や休日だと薬を3日分や1日分しか処方できないので、5日間とかまとめてもらえた方が、薬を飲むのを失敗したときの保険があるので、お母さん方も気持ちに余裕ができると思います。

対処法

・脇や首元などリンパの近くを冷やしてあげる
・寒くて震えたり手足が冷えているようであれば、温めてあげる
・熱が上がったり下がったりしている場合には、温度調整できる環境を整える
・食事は食べやすいもの(プリンやアイス、お粥など)をメインにして無理をしない(離乳食の場合はミルクや母乳に変更しても問題ありません)
・子供は汗をかきやすく脱水になりやすいので、水分は積極的に、ポカリやリンゴジュースなどのカロリーの摂れる水分を摂る

食事や水分を摂れない、ぐったりとしている場合は体力の消耗が激しいので、積極的に解熱剤を使ってあげましょう。

元気であれば必ず使わなくても問題ありません。

今あげたものはほんの一例にすぎませんが、知っていると知っていないでは大きく違うので、万が一困った場合は、ぜひご活用ください。

熱があるときに見てほしいチェックポイント

ここまで対処法をお伝えしましたが、対処しながらここだけは見て、病院に受診してほしい!というポイントがあるのでお伝えしていきます。

・解熱剤飲んで、飲食ができるかどうか
・熱の経過(上がったり下がったりなのか、時間帯によって出るのか、全く下がらないのかなど)
・けいれんはないか(焦点が合わなかったり、身体が硬直していないか)
・BCGを打った痕が腫れ上がったり、赤みが強くなってないか
・声かけて反応があるか、刺激に対して反応があるか
・手足が冷たくなっていないか
・首が腫れたりしていないか
・尿が出ているか
・唇が乾燥したり、色が悪くなっていないか(紫色や血の気が引いていないか)

こういった症状がなければ、緊急性は低いので自宅で看ていても問題ありませんが、もしも当てはまる場合は時系列で話せるようにしていただいて受診することをおすすめします。

また経過が長くなり、保育園や幼稚園、学校で流行している感染症や病気について情報がある場合、教えていただけるとスムーズな診断に繋がるので教えてもらうとよいかと思います。

もしも、通っている場所でインフルエンザやコロナ、RSウィルス、溶連菌や胃腸炎など、感染性のものが流行していて、症状が見られた場合は一度受診していても再度受診をしましょう。

自宅で少しでも安心して過ごせるために

熱が出たからと元気があっても病院受診される方も多いですが、風邪の場合は免疫力が下がっているので、病院を受診することで、別の感染症をもらうリスクがあります。

そのため、通っている場所で何か流行っていたり、家族間で感染症が流行っておらず元気な場合は自宅で看る方がよい場合が多いです。

万が一、受診して感染症の診断がついても、感染症は特効薬がないものがほとんどなので、自宅である程度看病して過ごさなければなりません。

自宅で看ることに不安も大きいと思いますが、ポイントを押さえて看ていれば急に状態が変わっても対応できます。

自宅で療養する際の安心材料として、参考にしていただけると幸いです。

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