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HSPが「寝すぎる」理由とNG行動とは?心がけたいことについても解説

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

HSPさんの中には、寝すぎてしまうことに悩みを抱えている方が少なくありません。

「頑張りたい時に寝てしまう」「人よりも怠けているような気がする」など、後悔や後ろめたさを感じて自己嫌悪に陥ってしまうこともしばしばあるのではないでしょうか?

しかし、HSPさんは日頃から普通の人以上に脳や神経を働かせていることが多いため、心身ともに疲労を感じやすい傾向があります。

必然的に体のだるさや眠気を感じてしまいやすく、それにあらがうと健康を損ねてしまうことに繋がる恐れがあるため、HSPさんにとって十分な睡眠を取ることが大切だと言えます。

睡眠を取ることで心身がリフレッシュし、翌日のパフォーマンスにも良い影響を与えることができるため、HSPさんには寝すぎることを短所と受け止めるのではなく、むしろ長所として受け入れていただけたら良いかなと思います。

そこで今回は、HSPさんが寝すぎてしまう理由とやりがちなNG行動、寝すぎる前に心がけたいことについて解説します。

HSPさんが「寝すぎ」てしまう理由とは?

HSPさんが寝すぎてしまう理由は、脳と神経を必要以上に使っていることがあげられますが、具体的にはどういった理由からなのでしょうか?

いくつか考えてみたいと思います。

・考えすぎて疲れやすいから

HSPさんは、人や空気に対して普通の人以上に気をつかってしまいやすく、心も体も緊張した状態が長く続きます。

人よりも深く考える時間が長いため、必然的に疲れやすく、休息する時間が必要となります。

・刺激に反応してしまいやすいから

HSPさんは五感が敏感なため、無意識の内にも疲れが溜まりやすい傾向があります。

刺激を受けやすいということは、それだけストレスを感じやすいということでもあります。

例えば、毎朝の満員電車での人との距離感、視線、においなどに知らず知らずの内に反応してしまい、クタクタになってしまうこともあります。

HSPさんのアンテナは朝からフル稼働していますので、それを癒すためにも早く眠ろうとしてしまうのです。

・無理をし過ぎるから

ほとんどのHSPさんは頑張り屋さんで努力家です。

自分よりも他人を優先したり、自己犠牲を払ったりしながらも、何ごとも全力で取り組んでしまうため、起きている間は心身が休まることがありません。

HSPさんが寝すぎてしまうのは、せめて寝ている間だけは、何も感知したくないという体からのSOSなのかもしれません。

「寝すぎる」からといってやりがちなNGなこととは?

HSPさんがいくら寝すぎるからといって、健康を害してしかねない行動を取ることはオススメできません。

具体的にどのような行動がNGなのか考えてみましょう。

・休日に長時間眠る

いくらロングスリーパーだからといって、休日に何時間も多く眠ってしまうのはオススメできません。

休みの日にまとめて眠っていたら、普段は少々無理をしても大丈夫だと思っている方もいるかもしれませんが、そんなに上手く寝だめすることはできるものではありません。

休みの日にだらだらと長時間眠るのではなく、一定の時間を決め規則正しく早寝早起きを心がけた方が健康的です。

・睡眠時間を無理矢理削る

HSPさんは頑張り過ぎてしまう人が多いため、あれもこれも…と考えて行動し、睡眠時間を削ってしまう傾向があります。

「いつも寝すぎているから、少々睡眠時間を削っても大丈夫だろう」と考えてしまうと、翌日のパフォーマンスに悪影響を与えかねません。

結果的に自己肯定感を下げることになってしまうかもしれませんので、自分に必要な睡眠時間を確保した上で翌日に備えてほしいと思います。

どうしても睡眠時間を削らなければならないような状況に陥った時は、一度、現状を見直し優先順位をつけ、省けるものは省き時間を確保するようにしてみましょう。

寝すぎる前に心がけたいことは?

ぐっすりと眠るためには、いくつか心がけておきたいことがあります。

まずはあらかじめ、自分がロングスリーパーであることを自覚し、限られた時間内でどのようなやりくりができるのかを考え、できればリスト化すればより効率的に時間を活用することができるかと思います。

その上で、以下のような心がけを持っていただけたら寝すぎたとしても、充実した毎日を送ることができるのではないでしょうか。

・ストレスをため込まない

ストレスをため込むと、睡眠の質が低下し精神的に不安定になったり、判断力が低下したりしてしまいます。

起きている間の貴重な時間をネガティブな気分で過ごしてしまうことにもなるため、できるだけストレスはため込まないように心がけましょう。

・前もって準備を整えておく

起きてすぐに慌てて準備をすることがないよう、前日にできることは済ませてしまいましょう。

たとえば、洗濯機の時間設定やお弁当作りなど、前もってできる工夫はあるかと思います。

朝の時間を有効に使うためにも、やれることは済ませておきましょう。

まとめ

今回はHSPさんが寝すぎてしまう理由とNG行動、寝すぎる前にやっておきたいことについて解説をしました。

寝すぎてしまう人でも限られた時間を有効に使うことで、ショートスリーパーよりも効率的に物ごとを上手くこなすことができるのではないかと思います。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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