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【倉敷市】思わず二度見する珍百景な建物内部へ!とてもマニアックな博物館でした

倉敷そだち地域情報発信クリエイター(倉敷市)

県道22号線沿い、向かいは倉敷アイビースクエアがある場所に思わず二度見してしまうインパクトが強すぎる建物があります。屋根の上にずらりと犬が並び、その下には骨董品がぎっしり。きっとこの建物を気になっているひとは多いはず。建物内に入りました。

3つの博物館を併設

犬の正体は、音響・映像機器メーカー「日本ビクター」のマスコットキャラクターの「ニッパー」です。オーナーが45年前から101匹を目指して収集をしているそう。現在100匹いて、目標まで残り1匹まで迫りました。

屋根の上のニッパー
屋根の上のニッパー

店は「倉敷山陽堂アンティークモール」と言い、骨董品や古美術品を販売するアンティークモールに3つの博物館が併設しています。アンティークモール部分は無料ですが、博物館は有料です。

3つの博物館を合わせた入館料は、大人料金でもたったの300円。ルートはひとつで、順に博物館を巡ります。ひと部屋分がひとつの博物館なので広くはないですが、展示数が非常に多い。床から天井までぎっしり並べられています。

博物館を巡りました

ではそれぞれ博物館を紹介しましょう。

貯金箱博物館

まずは貯金箱博物館から進みます。一生小銭が満タンになりそうにない巨大な貯金箱から、数枚しか入りそうにないものまで多種多様。その数約2,000点です。

写真手前の赤い電話も貯金箱
写真手前の赤い電話も貯金箱

なかには小銭を入れる場所が全然分からないものもありました。企業や銀行が作っていた貯金箱もあり、時代を感じさせます。

今ではキャッシュレス化が進んでいるので、いずれ貯金箱は使われなくなるのでしょうか。そう思うととても貴重な博物館です。

DOG資料館

次はDOG資料館です。貯金箱博物館から移動する時に、屋根に並んでいるニッパーの後ろ姿が見えました。

ピンク色の内装でミラーボールがくるくる回るDOG資料館には、ニッパーがたくさん。ネジだらけで修復した跡があるものや小指サイズの小さなものまであります。

日本ビクターの製品もありました。

貯金箱博物館同様、すき間というすき間に並べて展示しています。果たして101匹目はどこに置かれるのでしょうか。楽しみです。

通路となる階段前にあるニッパー。ひとが通ることより展示を優先していておもしろい
通路となる階段前にあるニッパー。ひとが通ることより展示を優先していておもしろい

おもちゃ博物館

おもちゃ博物館もやはり床から天井までおもちゃが並んでいます。江戸から明治、大正、昭和の日本製おもちゃを3,000点以上展示

人形のファッションや冷蔵庫の形から時代を感じます。

お菓子の缶やおまけのおもちゃもありました。

実際に乗っても大丈夫な仮面ライダーのおもちゃもありました。これ、どこに置かれていたんでしょうね。今は見かけなくなったデパートの屋上遊園地でしょうか。

頭上には戦闘機のおもちゃもありました。

展示されているのはどれもアナログなおもちゃばかり。デジタルおもちゃが増えるなか、こういったものも貴重な存在なんでしょうね。

珍しい、懐かしい博物館

年代によっては見たことのない珍しいものに思えたり、昔懐かしさを感じたりする博物館。3つとも全くテイストが異なりますが、ユニークで楽しめました。

この記事を読んで気になったひとも、存在は知っていたけれどなかに入れなかったひともこの機会に訪れてみては。

<詳細情報>
倉敷山陽堂アンティークモール(貯金箱博物館・DOG資料館・おもちゃ博物館)
住所   :岡山県倉敷市船倉1224
電話   :086-425-4577
営業時間:10:30~17:00
入館料:高校生以上300円、中学生以下200円、未就学児無料(アンティークモールのみは無料)
定休日 :木曜日
駐車場 :5台(店の西側路地を入って進み右手側)
公式HP

地域情報発信クリエイター(倉敷市)

地域コミュニティWebメディア「倉敷とことこ」ライター。 倉敷市在住、生粋の倉敷人です。メジャーからマイナーな情報まで、倉敷市の魅力をしっかりお伝えします。趣味は食べ歩きと旅行。大好きな愛犬と倉敷をめぐることも。

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