新ルールを生んだ危険なプレー◆ルース最後の本塁打◆1000登板は他にもいるが…【5月25日のMLB】
◆2011年5月25日
サンフランシスコ・ジャイアンツの捕手、バスター・ポージーが、左脛の腓骨を骨折し、左足首の靱帯を断裂。フロリダ・マーリンズのスコット・カズンズから、本塁でタックルを受けた。このプレーと怪我が発端となり、2014年に新ルールが生まれた。走者は進路を逸れること、ボールを持っていない捕手は走者の進路を防ぐことがそれぞれ禁じられ、違反した走者はアウト、捕手が違反した場合は走者がセーフ、と定められた。ポージーは2011年の残りシーズンを棒に振ったが、翌年の開幕戦で復帰。この年、首位打者を獲得し、MVPを受賞した。
◆2011年5月25日
ニューヨーク・ヤンキースのマリアーノ・リベラが、史上15人目の通算1000登板に到達する。1チームで1000登板は史上初。1035登板のトレバー・ホフマンは、サンディエゴ・パドレスで902登板の前後に、フロリダ・マーリンズで28登板、ミルウォーキー・ブルワーズで105登板。リベラの3年後、2014年9月27日に16人目となったラトロイ・ホーキンスは、ミネソタ・ツインズ時代の366登板が最も多い。リベラはその後の115試合も、ヤンキースの投手としてマウンドに上がった。
◆1935年5月25日
ボストン・ブレーブスのベーブ・ルースが、キャリア最後のホームランを打つ(その後、5試合に出場。最後は5月30日)。1試合に3本を叩き込み、通算714本とした。この日が終わった時点で、通算本塁打2位のルー・ゲーリッグは352本、3位のロジャース・ホーンズビーは300本。2人のホームランを合算しても、ルースに届かなかった。ハンク・アーロンがルースを抜いたのは、39年後の1974年4月8日。
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