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【神戸市】ヘビとサッカーで幸運を掴もう!巳年2025年の初詣に訪れたい「和田神社」と「弓弦羽神社」

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

明けましておめでとうございます。

新年1本目の記事は、巳年の2025年の初詣にオススメの神社をご紹介します。1月4日まで販売されているお得な「市バス・地下鉄共通年末年始3dayチケット」の情報も!

白蛇を祀った巳塚(みづか)に願いを託し初詣 兵庫区「和田神社」

「巳年(みどし)」の初詣にふさわしい神社が、兵庫区にある「和田神社」。地元では「和田宮さん」として親しまれています。場所は、神戸市営地下鉄海岸線 和田岬駅から徒歩約2分。2番出口を出て北方向へ少し歩くと、大きな赤い鳥居が見えてきます。

境内に足を踏み入れると、京都の伏見稲荷大社を思わせる赤いたくさんの鳥居が出迎えてくれます。

こちらは、伏見稲荷大社から勧請された高倉稲荷神社です。

「和田神社」の本殿と拝殿は境内の一番奥に。

本殿手前には「神使」の文字とともに蛇の絵が。

拝殿と高倉稲荷神社の間には、巳塚があり、「和田神社」の神使として古来より崇敬されてきた白蛇をお祀りしています。

ものすごい数の白蛇に圧倒されます!

よく見るとなにか書かれていますね。

「和田神社」では、この小さな白蛇の祈願巳(きがんみ)に願い事を書いて納めると願いがかなうと言われています。

「和田神社」の白蛇については「網屋古伝記」という古文書にこんな話が残っています。

御先祖様が浜で一匹の小さい白蛇を見つけ、『これは これは あらたかな 神のお使い様だ』と扇子を広げて砂の上に置くと、扇子の上でとぐろを巻いた。家に持ち帰り庭の老松の根元にお鎮めして祠をしつらえお祀りしたところ、浦人たちに伝わり、大勢の人がお参りに。『もったいなや もったいなや こうしておまつりしはじめたのが和田明神なるぞ』(要約)

その老松が今も境内に残っています。

「和田神社」の使いとして信仰される白蛇がはじめて姿を現した御神木の影向松は、地元の人から「影向の松(ようごのまつ)」として呼ばれ、親しまれています。ちなみに「影向」とは、神様が仮の姿で人の前に現れることを言います。

「和田神社」の主祭神は、天御中主大神(あめのみなかぬしおおかみ)、市杵嶋姫大神(いちきしまひめのおおかみ)、蛭子大神(ひるこおおかみ)。蛭子大神が淡路島から本土に渡るときに上陸したのが和田岬で、蛭子の森に祀られたのが始まりです。

境内には「市杵嶋姫大神」の銅像もあります。1173(承安3)年に、平清盛が兵庫津(大輪田泊)の築港に着手した際に工事がことのほか難渋し、この事業の無事完成と将来の繁栄を祈願して、安芸の宮島(厳島神社)より観請したとのこと。

十二支の巳は、豊穣や金運を司る神様として崇められてきました。

神様の使い、白蛇を祀っている「和田神社」は、まさに巳年の初詣にふさわしい神社と言えるでしょう。社務所のロビーには白蛇に関する展示も。

「和田神社」についてはこちらの記事でもご紹介しています。

先日、サンテレビの番組でも紹介されました。

基本情報

施設名:和田神社
住所:兵庫県神市兵庫区和宮通3-2-45
参拝時間:常時開放
アクセス:神戸市営地下鉄 海岸線 和田岬駅より北へ徒歩約2分、JR和田岬線 和田岬駅より徒歩約5分、神戸市営バス 和田岬バス停から徒歩約5分

生田神社・湊川神社・長田神社・和田神社の祈念品授与券付き「市バス・地下鉄共通年末年始3dayチケット」も販売されています。詳細はこちらを。


和田神社 公式サイト

ヴィッセル神戸優勝にあやかり、サッカー縁の神社「弓弦羽神社」で初詣

2024年、J1リーグに優勝し、天皇杯との二冠を達成したヴィッセル神戸。

その勢いにあやかって今年はサッカーに縁のある「弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)」で初詣というのはいかがでしょう。勝利を掴みたい方にもおすすめの神社です。

「弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)」があるのは神戸市東灘区。阪急神戸線御影駅より徒歩約5分、JR神戸線住吉駅より徒歩約10分。2025年1月1日〜3日は、阪神御影駅や六甲アイランドと神社を結ぶ無料シャトルバスも運行されます。時刻表はこちら(PDF)

境内は都会の中とは思えないほど豊かな緑に包まれています。

神功皇后(じんぐうこうごう)がこの地で、弓矢・甲冑(かっちゅう)を納めて熊野大神に戦勝を祈願。そのことから神社背後の山を弓弦羽嶽(弓矢)、六甲山(甲冑)と呼ぶようになったという謂れがあります。

8世紀末には、弓弦羽ノ森(ゆづるはのもり)を神領地と定め、嘉祥2年(西暦849年)に熊野大神をお祀りし、創建されました。

「弓弦羽神社」には、根本熊野三所大神と総称される伊弉册尊(いざなみのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)が祀られています。

「弓弦羽神社」は、日本初のサッカーチームが近隣の御影師範学校で編成されたということもあって、サッカーに縁のある神社としても有名。

熊野大神様のお使いとして知られている八咫烏(ヤタノカラス)は、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっていますが、境内には御影石で作られた八咫烏が描かれたサッカーボールがあります。

弓弦から放たれた矢に乗り、一直線に目標を向かう「導きの八咫烏」。

ボールの真ん中には、ステンレスの軸が入っていて、ピッチの中で全方向にチャンスを窺うかのようにグルグルと回る仕組みになっています。

「弓弦羽神社」には、神戸市指定第1号の樹齢450年を超える大楠や、天然記念物の椋木などの見どころも。また、羽生結弦さんのファンの聖地となっていることでも知られており、ファンにより多くの絵馬が奉納されています。

元日には、「鏡開 灘の旨酒呑み比べ」が行われ、先着2000名に干支の塗枡がプレゼントされます。(午前0時 1300個、10時 700個)

「弓弦羽神社」についてはこちらの記事でもご紹介しています。

基本情報

名称:弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)
住所:兵庫県神戸市東灘区御影郡家2-9-27
アクセス:JR神戸線住吉駅より徒歩約10分。阪急神戸線御影駅より徒歩約5分。阪神本線御影駅より徒歩約15分。2022年1月1日〜3日は、無料シャトルバス運行。

弓弦羽神社 公式サイト

祈念品授与券付き、お得な市バス・地下鉄共通年末年始3dayチケット

巳年である2025年の初詣にオススメの神社をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?どちらも電車の駅から近いので、生田神社・湊川神社・長田神社などとともに両方参拝するのもいいかも。

生田神社・湊川神社・長田神社・和田神社の祈念品授与券付きの市バス・地下鉄共通年末年始3dayチケットも、地下鉄各駅窓口(谷上駅をのぞく)で2025年1月4日(土)まで販売されています。詳細はこちら!

画像:神戸市交通局 公式HPより引用
画像:神戸市交通局 公式HPより引用

こちらの神社も初詣にオススメ!

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今年も神戸に関するとっておきの情報を、ほぼ毎日更新してお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとって2025年が実り多き年となりますように。

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WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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