ロシア最大の検索エンジンYandex、初のスマホをリリース「ロシア人の生活の中心に」
「ロシアのGoogle」ともいわれているロシア最大の検索エンジン企業Yandexが、同社初のスマホ「Yandex.Phone」を2018年12月にリリースした。Androidをベースにしたスマホで、Yandexが提供している音声アシスタントサービス「Alice」も搭載しており、利用者が音声で呼びかけたり、質問すると「Alice」が天気や交通情報などを教えてくれる。1台270ドル(約3万円)で販売。デザインはYandex(ロシア)だが、製造は中国で行っている。
『Aliceに聞いてみて』
Yandexは日本では馴染みがないがロシアや旧ソ連地域では多くの人に利用されている検索エンジン。Yandexでは検索エンジン以外にもUberのような配車アプリやデリバリーサービスのアプリなども提供している。
YandexのFyodor Yezhov氏は「我々はロシア人の毎日の生活を支援できるようにカスタマイズされたサービスやツールを搭載したスマホを提供できる。音声アシスタントのAliceがロシア人の生活の中心になる。どんなことでも『Yandex.Phone』で『Aliceに聞いてみて』欲しい」とコメントしている。
ロシアでは2013年に同国のYotaという企業からYotaPhoneというスマホがリリースされたことがあるが、それほど成功はしなかった。ロシアではサムスンやAppleなどのスマホの人気がある。