駅から徒歩7分!何種類も食べたくなる惣菜パンが人気!マニアも溺愛するベーカリー 「アルザスエール」
架空の航空会社の機内食設定が萌えすぎる!大人な東京パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国の美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
JRを始めとした8路線が乗り入れている池袋駅、西口を出たら徒歩7分くらいのところにAlsace Air(アルザスエール)はあります。ロゴマークと店名を聞いて「なんか航空会社みたい!」と思われた方はビンゴ!
「Alsace Air」は架空の航空会社の名称で「1960年~70年代にフランスのアルザス地域を拠点にヨーロッパ主要都市へ短中距離を運航していた」という設定。さらに機内食の充実を各社が熾烈に競い合った時代の中、極上のサンドイッチの提供にこだわり、運航が途絶えた今となってもその味を懐かしむ声が多いという架空のバックグラウンドストーリーが基になっているんですって。
こちらのお店は、同じく池袋西口にあるベーカリー併設レストラン「Brasserie Laiton(ブラッスリーレトン)」の分店として2024年1月にオープン。
生ハムトゥールーズ、シェルクリーム、パンデピスサンドを実食
生ハムトゥールーズは、細長く成形されたフォカッチャ生地に、店内でカットスライスしたというフランス産生ハム、それにモッツァレラチーズ、セミドライトマト、バジルがサンドされています。
見た感じはフォカッチャっぽくないのだけれど、食べてみるとオリーブオイルがじゅわっと、さくみもありめっちゃフォカッチャな味わい。もうね、生ハムがとろけるのですよ。いやー、この生ハムだけでもエンドレスで食べられる(笑)バルサミコソースが全体の味をギュッと引き締めておりました。
人気ナンバー1のシェルクリーム。食パン生地にカスタードクリームを詰めたいわゆるクリームパンで、小さいお子様にも食べやすいようにと小さめサイズで作っているのだそう。シェル(貝)の形が可愛い。
むぎゅりともっちりしている生地は、手のひらサイズと小ぶりなのだけれど食パン生地で作っているからなのか噛みごたえがあるので、結構満足度高いです。中には半分くらいクリームが入っているのだけれど、濃厚というよりは旨味はあるのにさっぱりした後味なカスタードクリームという組み合わせなので、結構ペロリと行けちゃいます。
レバームースをスパイスを効かせたパンデピスでサンド。ちなみに、パンデピスはフランス語で「スパイスのパン」という意味だそうで、11世紀頃に十字軍の遠征を機に作られ始めたという歴史のある伝統菓子なのだそうですよ。
パウンドケーキには、ラムレーズン、オレンジピール、ドライフルーツ入りで、スパンデピスサンドパイスはキャトルエピス(クォーターエピス)を使用。キャトル=数字の4、エピス=スパイスという意味があり、グローブス、ジンジャー、ナツメグ、黒コショウの組み合わせ。
ホロホロっとしたクチドケで、鶏肉で作ったというレバームースはなめらかで、全く臭みを感じないのですよ。パウンドケーキに練りこまれたレーズンやオレンジなどのフルーツのプチっとした食感が心地良い。POPにはワインのお供に最高の一品と書かれたいたのだけれど、これビールにもめっちゃ合いました。
機内の窓をイメージしたという三角の窓に、アルザス地方のシンボルであるコウノトリをモチーフにしたロゴマーク。パンマニアであると同じくらい羽田空港マニアでもあるので、架空の設定やロゴマークの由来など、もうツボすぎて店内にいるだけで萌えまくりでした。
都内にいながら海外旅行に行った気分、いや少なくとも飛行機に乗っている気分になれること間違いなしなので、近くまで行かれたら是非行ってみて下さいね。
Alsace Air(アルザスエール)
住所:東京都豊島区西池袋3丁目17-20 スナガハイツ
電話番号:03-5927-9788
営業時間:水曜日~土曜日:11:00~
最終的な営業日はインスタで確認