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ロコ・ソラーレ藤澤五月が「口癖のように言っている」スタイルで一次L全勝突破 カーリング日本選手権

竹田聡一郎スポーツライター
「健康第一でたくさん食べてたくさん寝て試合に集中」と藤澤(C)JCA/H.IDE

 第41回全農日本カーリング選手権大会は1月31日、予選一次リーグを終え、各ブロック上位3チームが二次リーグに進んだ。

 Aブロックは3勝1敗で中部電力、SC軽井沢クラブ、フォルティウスが並び、DSCの結果でフォルティウス、中部電力、SC軽井沢クラブの順位となった。

 以下は一次リーグ終了後のコーチや選手のコメントだ。

「3勝1敗は悪い結果ではないし、負けたゲームも競ったゲームができている。全体的にもう少し攻撃的に戦ってもいいと思っている」(フォルティウス/ニクラス・エディンコーチ)

「もう1敗しているので(二次リーグは)負けられない戦いになる。一投一投集中してチームの勝利につなげたい」(中部電力/江並杏実)

「勝つため、新時代を作る気持ちでここに来ているので(二次リーグもその気持ちで)頑張りたい」(SC軽井沢クラブ/西室淳子)

 Bブロックを4連勝で突破したのは3連覇を狙うロコ・ソラーレだ。GRANDIRや岩手県協会にはリードを許しながら藤澤が「私たちが口癖のように言っている我慢スタイル」で好機を得て勝利を手繰り寄せた。ロコ・ソラーレにこそ敗れたが2位通過の北海道銀行も好調を維持。連敗スタートから盛り返したLOCOSOLARE.S(ロコ・ステラ)も3位に滑り込んだ。

「最終的には勝ってはいるんですけれども、やっぱりどうしても前半の部分で点を取られてスタートしてしまう部分があるので、しっかり1エンド目から集中したい」(ロコ・ソラーレ/藤澤五月)

「手応えはある。小さいミスを少しずつなくしていけばもう少しいい試合ができると思う」(北海道銀行/田畑百葉)

「自分たちが試合をコントロールするという意識でよりいいところをとれる(石を置ける)ように修正していきたい」(ロコ・ステラ/佐々木穂香)

 この結果で競技5日目以降、以下のカードが確定した。

2月1日9:00-

 中部電力vs.北海道銀行

 SC軽井沢クラブvs.LOCOSOLARE

 フォルティウスvs.ロコ・ステラ

2月1日18:00-

 ロコ・ステラvs.SC軽井沢クラブ

 北海道銀行vs.フォルティウス

 LOCOSOLAREvs.中部電力

2月2日13:30-

 フォルティウスvs.LOCOSOLARE

 中部電力vs.ロコ・ステラ

 SC軽井沢クラブvs.北海道銀行

2月3日18:00- 準決勝

2月4日14:30- 決勝

 上記6チームで争われる2次予選リーグは進出チーム同士の1次リーグの勝敗が持ち越され、かつ同ブロック内の再戦は行われない。例えばロコ・ソラーレは2勝した状態でのスタートとなり、逆にロコ・ステラは2敗だ。

 この二次予選リーグで1位のチームが2月4日の決勝へ進み、2位と3位のチームが3日の準決勝に回る。ロコ・ソラーレの3連覇か。地元でフォルティウスが王座を奪還するのか。5年ぶりの中部電力か。あるいは下克上からの初優勝が実現するのか。残りは11試合だ。

スポーツライター

1979年神奈川県出身。2004年にフリーランスのライターとなりサッカーを中心にスポーツ全般の取材と執筆を重ね、著書には『BBB ビーサン!! 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅』『日々是蹴球』(講談社)がある。 カーリングは2010年バンクーバー五輪に挑む「チーム青森」をきっかけに、歴代の日本代表チームを追い、取材歴も10年を超えた。

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