立憲民主党の枝野代表「デジタル化は後ろ向き」批判、本当は何を言ったのか? 発言部分書き起こし
立憲民主党の枝野幸男代表が、「デジタル化は後ろ向き」、「前向きの自然エネルギーで食っていこう」と与党を批判したとの共同通信の記事が「意味がわからない」とネット上で物議をかもしています。
筆者も「???」となったので、街頭演説の発言部分を書き起こしてみました。
枝野代表「デジタル化は後ろ向き」発言部分の書き起こし
枝野代表の街頭演説は、立憲民主党の公式チャンネルで公開されている動画から見ることができます(26分47秒あたりから)。
立憲民主党はデジタル化にプラスして自然エネルギーを推進するの意味
発言部分を文字にすると、なんとか理解できます。
つまり立憲民主党は「デジタル化には賛成」。そのうえで党として「自然エネルギー立国を打ち出していく」ということです。
これは枝野代表もあとからツイートで補足していますが、たぶん記事を読むだけでは理解できない話だと思います。
なぜなら、デジタル化と自然エネルギー立国は比べるようなものではないからです。多くの人が「どっちもやればいい」と思ったことでしょう。
それに、結局は立憲民主党もデジタル化に賛成と言っています。なのに枝野代表の演説を言葉通りに受け取ると、「後ろ向きのデジタル化をやりながら自然エネルギーを推進する」という意味のわからない話になります。
「デジタル化は遅れを取り戻すためにやらなければいけないこと。そのうえで我々は自然エネルギー立国を目指す!」と言えば、混乱を呼ぶこともなかったと思います。