【京都市上京区】京都を代表する梅の名所 3月下旬まで梅苑を開苑 週末にはライトアップも実施
北野天満宮は全国に約1万2000社もあるという天満宮の総本社。梅の名所として知られ、見頃を迎える2月から3月には、境内を美しい梅の花が彩ります。
天満宮とは
平安時代の学者であり、政治家である菅原道真を祭神とする神社を「天満宮」といいます。
北野天満宮は福岡県太宰府の太宰府天満宮とともに天満宮の総本社として天神信仰の中心とされます。
天神信仰というのは菅原道真を「天神さま」として崇める信仰をいいます。もとは太宰府に流罪となって亡くなった道真の怨霊を鎮めるためのものでしたが、道真がすぐれた学者だったことから学問の神さまとして敬われるようになりました。
受験シーズンになると天満宮にお参りするのはそのためです。
道真と梅・牛
道真は梅をこよなく愛したと伝えられます。そのため北野天満宮には約2万坪の敷地に約50種・1,500本もの梅の木があり、2月上旬から3月末までの花の時期に見頃を迎えます。
今の時期は境内のあちらこちらで紅白の梅の花が咲き誇り、とても美しい。やはり北野天満宮は梅の時期がベストシーズンですな。秋になると紅葉の時期がベストシーズンだと思うのですが。
今の時期は屋台も楽しみのひとつです。
このような道真と梅との結びつきから、道真の命日にあたる2月25日には、例年「梅花祭」が行われています。
天満宮では牛が神の使いとされており、境内には多くの牛像があります。
これは「道真が亡くなったのが丑の月の丑の日だから」とか「道真は牛に乗って大宰府に行った」「牛が刺客から道真を守った」などといった様々な言い伝えがあるようですが、今となってはどれが真実なのかわからないそうです。
白梅をバックにした石の臥牛像もなんだかほこらしげ。
この時期、北野天満宮では梅苑「花の庭」が開苑しています。開期は3月の下旬まで。開花状況によって開苑・閉苑は決まるそうです。
2月23日からは毎週金・土・日曜に限り、ライトアップが公開されています。こちらは3月17日(日)までです。
北野天満宮
住所/京都市上京区馬喰町
電話/ 075-461-0005
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