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名古屋は一見、自然から遠い印象がありますが、実は「東部丘陵（尾張丘陵）」と呼ばれる、里山の美しい原風景が広がるスポットが存在するのをご存知でしょうか。
「東部丘陵（尾張丘陵）」は、犬山から知多半島北部までを貫くなだらかな丘陵地帯の総称です。中でも猿投山（さなげやま、標高629m）や名古屋市の最高峰である東谷山（とうごくさん、標高198m）は特に有名です。

名古屋インターのすぐ近く、市街地の一角に佇む「猪高緑地（いたかりょくち）」。竹林や原生林、湿地や棚田が広がり、循環する水が織りなす風景に、御嶽山を望む展望台まで。これほど美しい自然が息づいているとは、驚かされることでしょう。

登山地図GPSアプリ・YAMAPが提唱する「山歩（さんぽ）」は、山や自然を気軽に楽しむ新しいスタイル。登山よりもカジュアルに自然を感じられます。実はこの「山歩」、名古屋市内の緑地や里山にぴったり。今回は、自然好きな筆者が厳選した、名古屋の初心者向け「山歩スポット」をピックアップしてみました。

名古屋の「なごや東山の森」が2024年2月27日に環境省の自然共生サイトに認定されました。生物多様性を守るための取り組みが大きく評価され、名古屋では第二号の認定となります。対象となっているのは、東山動植物園を中心に、約285haの自然を誇る広大なエリアです。