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【畳縁の手作りバッグ】夏休みにお子様と一緒に楽しめる、浴衣や着物に合うリングトートの作り方をご紹介

neige+ 猪俣友紀手芸講師/ハンドメイドクリエイター

皆様こんにちは!neige+の猪俣です

連日の猛暑ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

こう暑いと外出控える方も多いのではないでしょうか?そんな時は是非手作り熱を上げていただいて、自宅に眠る生地を形にしてみてください

布が形になれば収納スペースも空いて、新たな生地を追加することもできますよ!?なーんて言ってるといつになっても結局布は減ることがありませんね笑 

私は7月に自分服作りで大量に眠らせていたガーゼ生地が生まれ変わり、毎日快適に履いて過ごしています。一番はルームパンツが最高に気持ちよくて、秋に向けて今度は外出着を作ろうかと思っているところです

早速ですが、暑さで体力も奪われそうなところではありますが、やっぱり手作りは楽しんでもらいたいなーと、今月は話題の畳へりを使ったアイテムをご紹介

夏休みの課題作品など、お子様と一緒に手作りを楽しまれる時間にもレシピを役立てていただけたら嬉しいです

作り方レシピやキットはコットンフレンド夏号に掲載がございますので、本がお手元にある方は一緒に作ってみてくださいね!

1.内ポケットを作る

2.ポケットを内布に縫う

3.本体を縫う

4.持ち手を本体に縫う

5.内布を重ねて縫う

6.本体を仕上げる

7.側面パーツを作る

8.側面を本体に縫う

9.畳ヘリで気を付けること

10.サイズの紹介今回は上記のテーマで紹介していきます

それでは早速始めていきましょう

こちらの記事では「neige手作りのある暮らし」youtubeチャンネルで紹介しています作り方動画を読む記事にして紹介しています。動画と合わせてお役立ていただけますと嬉しいです

「まずは準備するパーツの紹介から」

本体となる畳ヘリは 52cmが3枚

側面は26cmを2枚

持ち手をリングにするためのタブは12cmを2枚

内布は、たて48cm よこ21cm

内ポケットは、たて30cm よこ21cm

こちらをそれぞれ準備します

1.内ポケットを作る

まず内ポケットを中表に重ねて端を1cmで縫います

表にしたら、縫い代を倒して重ね、際を縫います

ちょっとこの画像では分かりにくいので、次の画像をご覧いただければと思います

2.ポケットを内布に縫う

まずポケット付け位置の合印を内布の書きます

合印は7cmのところ

ポケットを合印に重ねます。この時縫った面を上にして重ねることで、縫い目の綺麗な面が上になります

周囲をそれぞれ縫います

3.本体を縫う

3枚の本体を7m mで縫い合わせ、縫い代を開きます(画像は裏の状態です)

持ち手のタブはリングを挟んで仮止めをしておきます

4.持ち手を本体に縫う

持ち手のタブを本体に仮止めしたところです

畳へりは素材がナイロンなのでアイロンの熱に弱く溶けてしまいます

指の腹を使ってしっかりと平らにしておくのが綺麗に仕立てるポイントです

5.内布を重ねて縫う

内布を中表に重ねてそれぞれ1cmで縫います

6.本体を仕上げる

表にしたら両脇の余り部分を均等に合わせて際を縫います

こうすることで持ち手が自然と上に倒れてきます

これで本体の完成です

7.側面パーツを作る

側面パーツは両サイドそれぞれ1cmの三つ折りにし、際を縫います

8.側面を本体に縫う

出来上がった側面パーツをポケット側に重ねると、ちょうど重なりが綺麗に整う感じがあります。縫った面を上にすることで縫い目の綺麗な面が表に見えるので、この重ね方もお勧めな方法です

そうしたら、両脇を5mm、7mmと2本縫います。2本縫うことでより安心です

縫いどまりは反対側の側面の下がくる位置まで縫うことで後々仕上げがやりやすいです

反対側を重ねて同じように縫います。縫い終わりは最初のミシン目に重なるとベストですが

ずれても縫い目はさほど目立ちません

反対側を重ねるときは、底からになるのでちょっと難しいですが、これが終われば完成です

お疲れ様でした!

9.畳ヘリで気を付けること

畳へりは熱に弱いのでアイロンをかけることができず、お洗濯もできません

シワがついた時、ドライアーを当てながら伸ばしてみましたが、それも叶いませんでした

今回畳ヘリの掲載本がきっかけで、初めて畳へりを使ったバッグを紹介させていただきました。通常の布とは違う素材なので扱い方にも工夫が必要になり、いくつか作るうちに、今回のようなレシピが生まれました。

畳へりを生かしたバッグ作りにこれからチャレンジされる方に今回の作り方が参考になれば幸いです。

10.サイズの紹介

サイズは、たて24cm・よこ21cm ・まち6cm

マチを最大に使うと縦は20cmほどとなります(持ち手含まず)

夏のお祭りも復活してきましたし、浴衣を着る機会も増えそうですね!着物を着る機会がある時にも畳へりで作ると「和」が誇張されてより引き立つ気がします。

とはいえ、着物を普段着ない筆者なので説得力に欠けなんとも言えませんが・・・

皆様が必要と思われる時にこちらの作り方が参考になれば幸いです

最後までお読みいただきありがとうございました

手芸講師 猪俣友紀

手芸講師/ハンドメイドクリエイター

2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。Webショップ作品紹介の他、バッグ、ポーチ、手作りマスクなどの作り方を公開中。9年間の手芸店講師を経て、2016年からはヴォーグ学園で講師を務め、現在は独学で身につけた”きれいに仕立てる縫い方のコツ”をYouTubeやInstagramなどのSNSを活用し、初心者向けに丁寧に音声解説紹介しています。近著に「猪俣友紀のミラクルハンドメイド定規BOOK」「端ぎれ&布耳で作るバッグと布こもの」(主婦と生活社)/「はじめてでもすてきに作れるバッグのきほん」(西東社)/「猪俣友紀(neige+)の仕立てがきれいな大人バッグ」(ブティック社)他

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