保育園に行きたくない!と子どもが言った時に、保護者がやってはいけないこと普段からやっておくとよいこと
こんにちは、子育てをする皆さんのために役立つ情報を簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。
あなたのお子さんは今までに、”保育園に行きたくない!”と登園を嫌がったことがありますか?
大人でも翌日が仕事だと憂鬱になることありますよね?しかし大人は気分次第で仕事を休むわけにもいかず、自分なりに気持ちを切り替えて翌日に備えます。
保育園では月曜日の朝、登園時に泣けてしまう子どもをよく見かけます、休日が楽しくていつまでもお母さんやお父さんと一緒に過ごしたいと思うのでしょう。たいていの子どもは少し時間がたてば気持ちを切り替えていつも通りの日課をこなしています、保育士としても本当に頑張っている姿に感動します。
さて、保育園に来るまでおうちではどのように対応していますか?
”今日は保育園から帰ってきたらお菓子を買ってあげる” ”今度、行きたかった○○に行くからね” ”おもちゃを持って行っていいから保育園に行こう”など保護者も登園しぶりがあると一苦労だと思います。
朝はとにかく時間がなく、泣いているわが子を保育園に預けて出勤することも多々あるでしょう、心残りですね。
登園しぶりがあった時、どのように対応するのがよいのでしょう?そして保護者がやってはいけないことも考えていきたいと思います。
どうして登園しぶりが起きるのか?
体調不良
保育園でイヤなことがある
保護者と離れたくない
生活が不規則である
理由はさまざまです、一つひとつ見ていきましょう。
体調不良・・いつもは元気よく保育園に行く子どもが、急に行きたがらない時は注意です。子どもの様子がいつもと違うか観察しましょう。便の状態や発熱していないかなど確認してみるとよいです。
保育園でイヤなことがある、あった・・些細な事でも子どもにとってはイヤなこととして心の中に残っています。先生に怒られた、お友達とおもちゃの取り合いになった、保育園の行事に参加したくないなどさまざまです。
保護者と離れたくない・・休日にべったりお父さんやお母さんと過ごし、保育園では離れて生活しなくてはいけないことに不安があるのです。特に3歳以下の子どもではよく見られることです。
生活が不規則である・・休日にお出かけして寝不足だった場合、まだ寝ていたい時もあります。他にも保護者の仕事の変更により、今までとは違った生活になったことで気持ちが不安定になっている場合もあります。
適切な対処法とは?
なるべく毎日、朝は余裕を持つことが大切です、バタバタとして朝食をとり、仕事の支度をして、子どもを保育園に急いで預けていませんか?
そんな時に限って登園しぶりが起こるとイライラしてしまいます、いつ登園しぶりが起きるかわからない、登園しぶりが起きても対処できる時間の余裕があるとよいですね。
登園しぶりが起こった場合、まずは子どもの話を聞くことが最も大切です。どうして保育園に行きたくないのか聞いてみましょう。時間がなければ共感するだけでもよいです、気持ちをわかってもらえたことで落ち着く場合もあるからです。
そして生活リズムが崩れている時は整えることも大切です、なるべくいつも通り同じルーティーンをこなしましょう。
登園しぶりがあり、保育園に登園できたなら、保育士に状況説明をしておくと安心です、保育士は一日の様子を注意深く見てくれ、気になることがあったら報告してくれます。そこから登園しぶりの理由が見えてくることもあるからです。
保護者がやってはいけないこと
”怒鳴ったり、理由も聞かずに怒ったりする” ”何が何でも保育園に連れていく”
これらはやってはいけないことです、子どもの心に悪影響であり、何一つ良いことはありません。
仕事をしながら子育てをすることはとても大変な事です、しかし余裕がなくて子どもを頭ごなしに怒っては子どもが被害者になってしまいます。
冷静になって考えてみたら後悔しかありませんね。
そうならないためにも普段から時間の余裕を持つことが大切。そしてもう一つ大切なことは、普段から親子の関係が良好であることです。
子どもは知っています、いつも一生懸命に働いていることを。なので子どもには寄り添ってあげることです。寄り添うことで解決することもたくさんあるからです。
一日の終わりには保育園で楽しかったこと、悲しかったことなどを聞きながら気持ちに寄り添い、保育園は楽しいところということを十分に教えてあげてください。