京都にある世界遺産「二条城」の前にたたずむ五つ星ホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO（ホテル ザ ミツイ キョウト）」にて、初秋に旬を迎える鳥取県産の和梨を存分に楽しめる9月限りのアフタヌーンティーを開催中です。ぜひ記事をご覧ください。

梨の恵みアフタヌーンティー

「梨の恵みアフタヌーンティー」は、ウェルカムドリンクの日本茶から始まり、和梨の瑞々しさやさわやかな甘さを活かした7種のスイーツと、2種のショートブレッドとコンディメント、和梨に様々な食材を組み合わせた6種のセイボリーのセットです。

飲み物はTWGの数多くのセレクションやコーヒーメニューに加え、バーテンダー特製モクテル3種の中から2つ選べます。フリードリンクプランではこれらすべてのメニューから飲み放題で楽しめておすすめです。

それでは詳しくご紹介します。

ウエルカムドリンク

ウエルカムドリンクは、京都・御所南で150年近く営む日本茶専門店「柳桜園茶舗（りゅうおうえんちゃほ）」の玉露です。「金網つじ」のティーインフューザーに茶葉を入れ、「茶陶朝日焼」の青磁の茶器にかけて、適当な温度にて提供される白湯を自分で注いで淹れます。2分待ってできあがり。水色（すいしょく）が薄くてもお茶のおいしさが感じられます。

京金網を紡いだ曲げわっぱの器に3種のスイーツ

鳥取県を代表する品種「二十世紀梨」や「幸水」、「秋栄（あきばえ）」や「新甘泉（しんかんせん）」などのブランド梨が時期に応じて効果的に使われます。

抹茶と和梨のバターサンド

シェフ曰く、梨は緑色の食材と相性が良いとのこと。国産レモンのコンフィと梨の角切りを潜ませた抹茶バターのサブレサンド。

和梨とチーズのムース/和梨と青柚子のタルト

りんご型のチーズムースは、キャラメリゼした和梨が包まれていて、トンカ豆と山椒の風味で楽しめました。こちら今回のマイベストスイーツ。

タルトはバニラ入りのカスタードが結構甘いけれど青柚子をちらした梨自体も甘くて格別のおいしさ！

「開化堂」の銅製の菓子缶に4種のスイーツ

筒を開けると2段になっていて、スイーツがかわいらしく盛り付けてあります。

青みかんのパウンドケーキ/和梨のヴェリーヌ

青みかんジャムいりのしっとりとしたパウンドケーキにはバニラクリーム。ヴェリーヌはキャラメルチョコプリンに角切りのフレッシュな和梨とチーズサブレ、水切りヨーグルトを合わせたデザート。京丹後で栽培しているオリーブオイルを垂らしてあり、甘ったるくなく楽しめました。

和梨と大葉のパヴロヴァ/無花果マカロン

青しそ入りのメレンゲとクリーム、ライムの香りをまとわせた梨のパブロヴァ。マカロンには梨ではなく、無花果（いちじく）の刻んだ葉や皮まで丸ごと使われています。

スコーンならぬショートブレッド

スコーンは時間がたつと劣化しがちなので、代わりにショートブレッドが登場するのがミツイのアフタヌーンティー。

今回はカカオパウダーにディルとミントを合わせた「チョコミント」と、イタリア産でコクのあるピスタチオペーストを使った「ピスタチオ」の2種を、「梨ジャム」と「豆乳ホイップ」と一緒にいただきます。

セイボリーにもすべて和梨が使われています！

梨のカットの仕方や調理法を変えて甘さと食感を楽しませてくれるセイボリー。シェフの工夫（苦労？）がすごい！

「オリーブ、生ハム、梨　ジュレ」は、梨のすり流しに、生ハムとオリーブ、お出汁ジュレを合わせたもので、オリーブの塩味が梨の甘さを引き出しているよう。

「京鴨と梨の赤ワインコンポートの串カツ」は、豚バラとともに梨まで串揚げにして、梨のバルサミコソースをのせたもの。梨のカツを初めて食べたので驚きの一品。

「甘海老と梨のタルタル仕立て」はアンディーブのほろ苦さも味の計算のうち。

毎回登場するアイテムの一つであるお鮨は、炙りサーモンと紅芋酢を使った和梨のガリの「サーモンの押し寿司 梨ガリ」。

「梨とマスカルポーネのクレープ　チョリソー　ナッツ」はゴルゴンゾーラとマスカルポーネを程よくミックス。

「豚バラ肉のバルサミコ煮 梨のフェッティーネ」にはリボン状にカットした梨がのっていました。

バーテンダー特製のペアリングモクテル3種

バーテンダー特製のモクテル3種がこのアフタヌーンティーに合わせて登場。グラスもおしゃれですよね。

左からアールグレイティーがベースの洋梨ソーダ「秋果」、真ん中がほうじ茶にミルクの成分とレモンジュースを加えた「白露」、右はハイビスカスティーベースにざくろシロップの甘みとシナモンを合わせた「秋晴れ」です。

革製のトランクに並べられたTWG Teaの缶

革製のトランクに並べられたTWG Teaの缶はミツイのアフタヌーンティーのシグネチャーアイテムのひとつです。

モクテルもあわせた圧巻のドリンクメニューから、フリードリンクなら好きなだけ楽しめて大満足。

おわりに

いかがでしたか？もともと味に主張が強くない和梨をアフタヌーンティーの立派な主役に仕立て上げたとはあっぱれ。シェフ方の梨への挑戦？なかなかないアフタヌーンティーですよね。

9月だけの短期間の開催ですが、この貴重なアフタヌーンティーが気になる方はぜひ行ってみてください。

取材協力：HOTEL THE MITSUI KYOTO

※本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。