わが子と生涯一緒に過ごす時間 母親「7年6ヶ月」父親「3年4ヶ月」田舎移住で暮らしを見直した結果
私たち夫婦は2020年に田舎に移住しました。
移住先で子どもが産まれ、現在は2歳になる息子の子育て中です。
もともと夫婦共に田舎生まれ・田舎育ちなので、子育ては田舎でしたいという思いがありました。実際に田舎に暮らしの拠点を置き、あわせて働き方も見直したおかげで、無理なく子育てができているように思います。
本記事では私たちの子育ての一部を共有します。
文化が成熟している欧州を参考に
我が家は「ヨーロッパの人たちの暮らし」を参考にしました。
特にフランスは両親が共働きというケースが多いのにも関わらず、その中でしっかりとワークライフバランスを保っています。
- 1日当たりの法定労働時間は原則として10時間
- 1週当たりの最大週労働時間は48時間
- 2002年に週35時間労働制が導入された
- 残業=仕事ができない人という認識
- 仕事とプライベートの時間を明確に分ける
労働環境が法律で守られているだけでなく、社会としてのタイムマネジメントの認識が日本よりも先進的です。
そして、夕方以降はプライベート時間という認識が強いです。
暮らしを見直す
「家族の時間をとることができない」
日本はまだまだ残業大国で、有給が取得しにくく、男性の育児休暇を取る人は少数派です。
フランスをはじめ、他の先進国に比べてブラック労働社会だと言われています。
社会全体が「働き方改革」を掲げて少しずつ変わっている感はあるものの、変化を待っているといつまでも状況は変わらないですよね。
自ら暮らしの環境を見直したり、ちょっとした工夫してみることも大事だと思います。
たとえば、我が家ではこんなことを試してみました。
- 会社の近くに引っ越す
- デジタルデトックスをする
- 飲み会等の付き合いはほどほどにする
- 平日は手抜き料理でOKにする
環境を強制的に変えたり、日々のちょっとした心がけによって、時間の余裕はつくれると思います。
ところが、これから子育てをしたいと思ったタイミングで、こういった工夫だけではまだ時間と心に余裕が足りないように感じました。
そこで、我が家は思い切って関西の田舎(丹波篠山市)に移住することにしました。
都会に住んでいると、人間関係、情報、モノが過多な状況で、多くのものに囲まれてしまいます。意図せずそういったものに自分の時間を奪われてしまうものです。
実際、田舎で暮らしていると、入ってくるものが勝手に規制されるため、私たちにとってはこれが心地よく、波の少ない日々が送れているように思います。
具体的に変わったこと
子育てについて具体的にはこんなことが変わったように思います
- 子どもが多少騒いでも気にしなくていい
- 庭でプール遊びやBBQができる
- 遊びに行っても混雑や渋滞を気にしなくていい
- 自然を感じることができる
- 地域の人が寛大
おかげさまで、子どもは伸び伸びと成長してくれています。
私たちも、田舎の恩恵を受けながら子育てをして、仕事についてはなるべくオンラインで完結するような働き方にシフトさせています。
「子どもと一緒に過ごせるのは小さいうちだけよ」
子育ての先輩方はこのようなことをよく言っています。
わが子と生涯一緒に過ごす時間は母親「7年6ヶ月」父親「3年4ヶ月」というのを目にすることも。
実際に子育てが始まってみても「あっという間に子どもは遊んでくれなくなるんだろうなぁ」と思えてしまうので、今の時間を大切にしたいと考えています。