「老後は田舎で」を思い切って前倒し!30代でやってみた結果
都会での忙しい日々に区切りをつけ、30歳で脱サラして田舎に移住しました。
よく耳にする「老後は田舎で静かに暮らしたい」という願望を、老後を待たずに実現する選択をした結果、得られたもの、感じたことをお話しします。
30歳で脱サラ、古い家を一括購入
都市部での安定した収入を捨て、家族で田舎に引っ越すという決断を下しました。築年数の経った古民家を一括購入。この家は、少し手を入れるだけで十分住める状態であり、購入費はそれまで住んでいた家賃の1年分だったことを考えれば驚くほどリーズナブルでした。
子どもたちとの新たな生活
田舎に移り住んでからは、2人の子宝にも恵まれました。のびのびと育つ子どもたちの姿を見るたびに、「ここに来てよかった」と心から思います。広い庭や自然に囲まれた環境は、子どもたちにとって都会では得られない宝物です。
複業で収入を確保
生活のためには収入も必要です。そこで始めたのが、小さな宿の運営とコーヒー豆の焙煎販売です。宿は旅人と交流ができる場でもあり、コーヒー焙煎は趣味から始まったものですが、好評で十分な収益につながっています。田舎では生活コストが抑えられる分、こうした小さな事業でも十分成り立っています。
「老後は田舎で」を前倒しするメリット
多くの人が老後に田舎暮らしを夢見ますが、それを30代で実行したことで大きなメリットを感じています。特に「体力があるうちに色々試せる」というのは非常に重要です。新しいことに挑戦したり、家を修繕したりするのは、若さがあってこそできることです。
また、若い人が少ない田舎では、近所の方がとても親切にしてくれます。農作物をおすそ分けしてくれたり、何か困ったときに手を貸してくれることも多々あります。この温かさは、都会ではなかなか得られないものです。
早めに挑戦して良かったこと
田舎移住は、年齢が若いほど可能性が広がると感じています。新しい環境に馴染むスピードや、体力を活かして動き回れる自由さは、老後にはないかもしれません。また、子どもたちと一緒に過ごす時間を豊かにできることも、若い時期に田舎移住を選んだからこその成果です。
まとめ
「老後は田舎で」という選択を30代で前倒しした結果、思った以上に充実した日々を送ることができています。もちろん挑戦には不安もありましたが、思い切った決断が新しいライフスタイルを切り拓きました。
都会の喧騒を離れ、田舎で自由に挑戦しながら暮らす――それは、「いつか」ではなく「今」始めるべきものかもしれません。若い世代だからこそできる田舎暮らしの可能性を、これからも追い求めていきたいと思います。