第48期名人戦七番勝負が開幕 注目すべきニッチなポイント 即興&すごい完成度の「形勢メーター」
芝野虎丸名人に井山裕太王座が挑戦する「第48期名人戦七番勝負」が8月24日に開幕しました。熱闘は朝日新聞紙上、朝日新聞デジタル、そしてYoutube「朝日新聞囲碁囲碁将棋TV」では生中継が行われています。
その生中継で、「形勢判断メーター」が使われているのですが、それがちょっとした話題になっています。
AI時代の今、インターネットでもテレビでも、対局の形勢は数値やグラフではっきり出てきますが、AIが出す数値は、人間の感覚とは少し離れた表現になっています。
たとえば、序盤や中盤の入り口で黒65%、白35%の評価値が出たとしましょう。黒が勝つ確率が65%なのですが、目数の差を見てみると1.2目など、人間には感じないほどの差だったりするのです。なので60%台くらいですと、概ね「互角」「いい勝負」と捉えることがいいのです。
そんなことをふまえ、昨年の名人戦(井山裕太名人対芝野虎丸挑戦者)のYoutube朝日新聞囲碁将棋TV中継で解説を担当した一力遼棋聖が「ICHI METER」なるものを使って、人間の体感としての形勢を表そうとしたのです。
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