段ボールの値上げは家計への打撃になる?その影響について詳しく解説
こんにちは!段ボールアドバイザー兼Webライターの木矢部通です。
今回は、2024年の3月初めに発表された段ボールの価格改定について、私たちの生活にどのような影響が与えられるのか解説します。
一見、段ボールだから値上げになっても関係ないのではないか?と考えるかもしれませんが、私たちの生活、家計に打撃を与える可能性が十分にあるため、他人事ではありません。
ぜひ、参考にしてください。
◆この記事でわかること
〇段ボールの値上げの背景
〇段ボールの値上げが一般家庭に与える影響
段ボールの値上げが家計に影響がある理由
段ボールは梱包箱として非常に優秀な素材です。
◆優秀である理由
- 商品をしっかりと守る
- 手に入れやすい
- 安い
- 処分がしやすい
- 環境に良い(リサイクル率99%)
それゆえに、さまざまな商品を梱包する際に使用されています。つまり、その商品を包む段ボールの値段が上がれば、おのずと商品の値段も上がる可能性が高まるわけです。
段ボールの値上げとは
段ボールの価格は、過去に何度も発生しており、近い実績だと2022年、2023年と2年続けて行われています。そして、今回2024年3月に発表されたことを踏まえると、今までにない3年連続の値上げです。
段ボールの価格構成は、ざっくり「原材料+加工賃+運賃」で構成されており、従来は、いずれかの価格高騰によって値上げになったことが多かったです。(昨年は原材料や運賃の高騰が主体でした。)
それでは、今回の値上げは、どのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。
段ボールの値上げの背景
段ボールの値上げは、今までは原材料の高騰であることが大部分でしたが、今回は、以下の内容が挙げられます。
◆段ボールの値上げ理由
- 原材料高騰
- 円安の長期化
- 物流コストの高騰
- 人手不足
- 継続的な賃上げ
上記のような内容にて段ボール業界トップメーカーのレンゴーが2024年3月1日に発表しました。(参考URL:レンゴーHP)今回、一番ポイントとなるのが、「物流コストの高騰」と「継続的な賃上げ」が挙げられます。
そして、業界トップが動き出したので、その他メーカーも追随することが予想されます。
段ボールの値上げがどのような影響を与えるのか?
今回、レンゴーは段ボールを10%値上げしたいというよう内容を挙げていますが、これが実現すると100円の段ボールが110円です。
つまり、この+10円分をどこが払うのかという話となり、おそらくは商品の値上げという形が変化した状態で、私たち消費者が払うしかない状態が予想できます。
また、それに伴ってスーパーに並ぶ商品の価格が上がる可能性が高まりました。
(ただし、段ボール1箱に対して、いくつか商品が入ることを考えると数円の値上げの可能性があります。)
いろんな商品の値上げ事情
スーパーに並んでいる商品をよく観察していると、いろんな形で値上げが実行されていることがわかります。
単純に価格が上がっているものもあれば、容量や入り数が少なくなっているもの、包装形態を簡易にしたものなど、さまざまです。
たとえば、ペットボトルはスタイリッシュな形状に変化し、今では500mlが主流でしたが、500mlよりも減らした容量が増えてきています。
みなさんも注意深く見てみましょう。
まとめ
段ボールの値上げは、家計に大きな影響を及ぼす可能性があります。情報を知っているだけでも買い物の仕方を変えられると思います。
今回の情報を元に家計への改善につながれば幸いです。