英国サッカーチーム監督「今日の負け試合はまるでホロコースト」発言で大炎上
英国のサッカーチームのブリストル・ローヴァーズFCが試合に3-1で負けた。酷い試合だったようで、監督のジョーイ・バートン氏が「こんな酷い試合はまるでホロコーストのようだ」と、ホロコーストに例えて抗議のコメントも相次ぎ、ネットでも炎上している。
第二次世界大戦の時に、ナチスドイツが約600万人のユダヤ人を殺害した、いわゆるホロコースト。ホロコーストやナチスドイツに関する公的な場所での不適切な発言や、ホロコーストに関するファッションや商品は販売されると必ず炎上する。
ホロコーストは多くのヨーロッパの人やユダヤ人にとって悪夢のような出来事だったので"悪夢のように酷い"ことを"ホロコーストのようだ"と表現して語ることは多いが、このような公的な立場の方が公の場所で使ってしまうと、「ホロコーストの犠牲者に対する敬意がない」「ホロコーストとサッカーの試合に負けることは違う」と必ず炎上する。
イギリスの地元のユダヤ団体も「監督の発言は攻撃的で不適切です。サッカーの試合に負けたこととプレーが酷い様子がどうしてホロコーストのようなのか意味が不明です。ホロコーストの犠牲者や生存者、家族に対して失礼です。ホロコーストに対する知識が欠如しています 」と怒りを表明している。ホロコースト教育財団のCEOのカレン・ポロック氏は「全く不適切な表現です。ホロコーストを矮小化しすぎです。多くのユダヤ人やヨーロッパの人にとって本当に悪夢だったホロコーストとサッカーの1試合でのパフォーマンスを比較することができるのでしょうか」と非難していた。