【100均】小型ポータブルSSDの熱問題!アルミニウムビンチで対策チャレンジ!
小型ポータブルSSDの敵は「熱」。
DIYで対策にチャレンジ
速いけど熱いポータブルSSD
「こちらの記事」でレポートしたシリコンパワーのポータブルSSD「Marvel Xtreme M80」、USBメモリライクな超小型ながら現時点のポータブルSSDトップクラスの高性能を示しました。
ですが「熱い」、とても。
発熱でサーマルスロットリングが発生して、なかなか性能をフルに発揮できません。この問題は恐らく多くのポータブルSSDに共通する難点です。性能が上がるほどコントローラの消費電力≒発熱も増加しそれが性能の足かせになりがち。
なら放熱用の何かをDIYすればいいんじゃね?それがこの記事のスタート地点です。
セリアの洗濯ばさみで熱対策?!
そこでネットでの噂的なモノからヒントをもらって注目したのが100均セリアの「アルミニウムビンチ」。レトロな装いの「洗濯ばさみ」です。
注目点はたった110円で購入できる8個入り製品ながら材質が「アルミ」なこと。アルミは熱を伝えやすくパソコンのCPUの放熱器具や自動車のラジエーターなんかにも使われる材料。
しかも形が割と複雑で空気とふれあう面積が大きめ。「排熱」に意外と良さそうな商品だったんです。
レッツトライ
で、早速試してみました。
ただ、洗濯ばさみ単独だとポータブルSSDの側面がラウンドしてる関係もあって接触面積が狭い。
なので、通常は内蔵用SSDに使う「熱伝導シート」を追加。適当な長さに切って洗濯ばさみとの接触面積を稼ぎます。
さらにSSDに風を当てるダイソーのUSBファンも追加。洗濯ばさみが110円なのに熱伝導シートが700円弱、ファンが330円ですっかり本末転倒感がありますが、1,000円ちょっとで自作放熱機材が整いました。
で、実際にポータブルSSDに負荷をかけてみると…。
効果はバッチリ。室温30度近い中でもアイドル時の温度が60度を割るようになりましたし、完全に抑制は出来ないもののサーマルスロットリング発生時の性能ダウンを大幅に抑えられました。トータル性能が倍ぐらいになったイメージですね。
恰好はかなりよろしくないですが、コストパフォーマンスは最高。ポータブルSSDの発熱による性能問題に悩んでいる方は試してみる価値がある方法です。