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那覇発祥!「旗頭のまち」宣言!心意気を見せる!【那覇市】

ユミ地域情報発信ライター(那覇市)

「久茂地盛鶴(むいじる)保存会」の旗頭道じゅねーについて、潜入レポ形式でお届けしました。

旗頭の本番は「那覇大綱挽」です。

知念那覇市長が「旗頭のまち」宣言をしました。那覇人(なはんちゅ)の心意気を見せるのが那覇大綱挽であり、旗頭なのです。密着取材をさせていただきましたのでお届けします。

旗頭とは

那覇大綱挽には欠かせない旗頭。那覇が発祥です。旗頭の歴史は古く、「村のシンボル、まもり神」として大切にされています。

那覇大綱挽は那覇の町を東西に分けて、その勝敗を競います。

東の旗頭:東一番、安里、壺屋、泊、久茂地、首里、真和志

西の旗頭:西一番、辻、久米、若狭・松山、垣花、泉崎、小禄

久茂地の旗頭は久茂地盛鶴(むいじる)保存会と言います。

盛鶴(むいじる)とは、千年の寿命をもつといわれる鶴に松竹梅を配し慶びごとが永く続くようにと願いが込められた、とてもおめでたい旗頭です。

国際通りを練り歩く大綱挽行列(うふんなすねーい)

那覇大綱挽の前に国際通りを通行止めにして大綱挽行列(うふんなすねーい)が行われました。

大綱挽行列(うふんなすねーい)とは、14の旗頭のグループが安里三叉路から県庁前交差点方面に向かって、旗頭の演舞をしながら練り歩くことです。

久茂地の旗頭は一番旗である盛鶴(むいじる)で旗字は與鳳翔(よほうしょう)です。


天空の鳳凰が雲の上を飛んでいる鶴に大きな力を与えてくれると言う意味で、転じて我等に力を与えてくれると言う願い。また、鳳凰と共に飛びめぐる。すなわち勝利の瞬間に喜び舞い踊るという二通りの解釈があるそうです。

大人の旗と子供の旗の美しい演舞が見られました。

旗頭は持ち手だけでは成り立たないのです。

たくさんの持ち手が交代して演舞するだけでなく、リズムを取っている打楽器隊、久茂地の旗を持っている人たち、子供の世話をする父兄や他の旗頭との進行を調整する人や全体を見渡している人などなど。旗頭に関わるたくさんの方たちの心意気がないと上手く行かないのです。

こちらは首里の旗頭。
こちらは首里の旗頭。

各地域の旗頭を見てみましたが、同じように見える旗頭ですが、地域ごとに特徴があることがわかります。特にリズムは地域ごとに異なっていました。

ユミの考察
旗頭は地域のシンボルですから、地域つまり小学校が中心になることが多いようです。ですが、このご時世で小学校が統合されたところもあります。
どの地域でも担い手が不足していると聞きます。文化の継承のためには今までとは異なる工夫が必要なのかもしれませんね。

久茂地交差点に旗頭が集結!

14:30になると国道58号線が交通規制となります。

久茂地交差点に置かれた大綱の先頭に14の旗頭が一斉に揃う様は圧巻です。
どの地域の旗頭も美しいのですが、久茂地が一番美しく見えるのは、身びいきが過ぎるでしょうか。

東西の綱方が握手してから大綱挽のスタートです
東西の綱方が握手してから大綱挽のスタートです

那覇大綱挽は2本の綱を棒で繋ぐのが特徴で、それまで久茂地交差点の左右に分かれて置いてあった2本の綱を寄せて繋ぐ作業が必要になります。

旗頭は綱の横に移動します。

大綱挽が始まると旗頭は左右に揺らすような演舞に変わり、綱挽を応援します。

那覇大綱挽の勝敗は「5m綱を引いた地域の勝ち」と定められているので30分間引き合います。その場にいた人ー基地関係のマッチョマンや那覇市民、沖縄県民、国内外の旅行者、大人や子供も誰でも参加できます。

5m以上綱を引いた東の勝利となり、その場に居合わせた方とハイタッチして喜びを分かち合いました。

那覇大綱挽に関わった人、旗頭に関わった人すべての方の想いがひとつになった瞬間に、この場にいられたことに深く感謝します。

那覇大綱挽と旗頭のスケジュール

2023年10月8日:大綱挽行列(うふんなすねーい)11:30~ 国際通りにて
2023年10月8日:大綱挽 16:00~ 久茂地交差点にて
住所:那覇市久茂地
TEL:なし

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地図はこちらです。

地域情報発信ライター(那覇市)

東京都出身、那覇に移住して14年目です。沖縄の暖かい気候とおいしい食べ物や作り手との距離の近さに魅せられたので、もうどこにも行かないわ~と思ってます。那覇市の魅力をお届けします。

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