【名古屋市】筆者一押しのお店!お腹も心も満たされる「珈琲 ゴッホ」
近鉄「黄金駅」から徒歩4分ほどの場所に、今年の7月に新しくオープンした「珈琲 ゴッホ」さん。ご夫婦で切り盛りされており、野菜が多めのプレートランチを始め、ここでしか食べることができない焼き菓子やサンデー、厚切りトーストメニュー、オリジナルブレンドのコーヒーなどを提供しています。
近隣にお住いの方やお勤めの方だけでなく、週末や休日には観光の方も訪れるのだとか。
お店のキーカラーは、ゴッホの作品を思わせる黄色と水色。こぢんまりとした店内には4人掛けのテーブル席が3卓、カウンターが2席、他に2人掛けのソファー席があり、席の間隔が広いため、ゆったり落ち着いた時間を過ごすことができます。
また、ベビーカーを置くスペースも十分あるため、小さなお子さん連れでも安心です。
ソファー席の北側は大きな開口のガラス面になっており、やわらかな自然の光が差し込む心地よいスペース。ソファーに座れば、おしゃれなカフェの雰囲気に溶け込み、まるで自分がアートの一部になったような感覚を覚えます。
小さいころから絵画など芸術に触れる機会が多かったという店主の住田さん。店名を有名な画家の名にしたいきさつを尋ねたところ、「ふと、ひらめいた」のだそうで、「ゴッホは、彼と弟の関係がすごく好きなんです」とも。
お店の入り口を入った正面にはゴッホの代表作である「ひまわり」が、ガラス面の近くの壁には「花咲くアーモンドの木の枝」が飾られていました。絵画のメインカラーである黄色と水色が、お店のキーカラーとマッチして、お店のインテリアに自然な感じで溶け込んでいました。
今回の筆者のお目当ては、カジュアルランチ。月水金のランチタイム限定のそれは、オーソドックスなメニューを満足を感じる量で提供するもので、「どれを食べてもおいしい」と老若男女、幅広い年代の方から人気なんだそうです。
筆者も早速ドリンク付きでオーダーしました。
最初にいただいたのは「鶏挽き肉と大根のスープ」。熱々で、シンプルながら慈悲深い味わいです。鶏挽き肉のうま味がしっかり溶け込んでいて、さっぱりした中にもコクを感じます。
そして、メインの「ポークジンジャー」。
こんがり焼かれて厚めにカットされた豚肉には香ばしく甘辛いタレがしっかりと絡んでおり、口に入れた瞬間、程よい生姜の風味が広がります。お肉は柔らかく、一切れ一切れにしっかり味がしみ込んでいて白いご飯が進みます。
合間に食べるブロッコリーやマカロニが口の中をリセットしてくれるので、何口食べても飽きることがありません。
あっという間に完食してしまいました。
食後には、オリジナルブレンドのコーヒーをいただきました。モカをメインとしたブレンドだそうで、口に含んだ時に華やかな香りを、のど越しに程よい苦みとコクを感じるものでした。
これまでも飲食業に携わってきたという住田さん。お店を始める前は、会社員として今や名古屋の新名物としてすっかり定着した感のある、愛らしいスイーツでおなじみのお店で店長として7年ほど勤めていました。
自分のお店を構えた今は、その頃を彷彿とさせるかのような、ゴッホをテーマにしたサンデーを提供しています。
味を違えて何層にも分かれているので、ボリューミーなのに飽きることがありません。
顔の部分はシューアイスで作られています。この顔の部分が、やや食べにくいと感じるかもしれませんが、いかに工夫して食べようか考えるのも楽しいものです。友達やカップルと一緒だと一層楽しめそうです。ぜひ、"チャレンジ"してみてください。
ちなみに、このサンデーの右側と左側、違いがわかりますでしょうか。
焼き菓子も、ゴッホにちなんだものでした。
アートは、無ければ無いで生活する上では困らないのですが、あれば日常を豊かにしてくれるもの。
「お店も、ある意味そういう存在だと思っています。ここに来てもらうことで、新しいアイディアが生まれたり、気持ちの切り替えをしていただけたり、そんな時間を過ごしていただける存在で在ればいいなと感じています(住田さん)」
今回、筆者もそうした価値ある時間を過ごすことができました。
あなたもぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗情報
店名:珈琲 ゴッホ ~Cafe Van.Gogh~
住所:名古屋市中村区畑江通り2丁目28-1
営業時間:月~金 9:00~17:00 土・祝 9:00~14:00
※カジュアルランチは月・水・金 11:00~14:00
定休日:日曜日
駐車場:近隣にコインパーキングあり