寒暖差と乾燥にやられそうなので、美容と健康に良さそうな「コラーゲンたっぷりスープ」を謳（うた）う大須の「祭」さんでラーメンを食べてきました。今年の3月にオープンしたお店です。
だしのベースは牛骨で、タレは白湯かしょう油。今回は、この2品、白湯としょう油をご紹介します。

お店に入ると、"さるぼぼ"と壁一面い飾られた"祭りうちわ"が目に飛び込み、文化と活気を感じます。カウンター席がメインで、テーブル席は奥の4人掛けが1卓のみでした。

お店のオススメは白湯。筆者はトッピングに煮卵を追加しました。中がトロトロの煮卵も"祭"です。チャーシューはプラス100円で「熟成飛騨牛ローストビーフ」に変更できます。「ローストビーフ祭（味玉付き）1,800円」なんてトッピングもありました。

スープはとてもマイルドでクリーミー。のど越しに、牛骨ベースのだしのうま味をしっかりと感じます。口当たりが軽やかなので、最後まで飲み干せてしまいます。

麺は細麺で、スープが良く絡みます。小麦の風味を感じるコシのある麺で、スープとの相性が抜群でした。

しょう油は、透明感があり深いコクを感じるスープです。麺はやはり細麺で、スープを良く絡めてくれます。柚（ゆ）子の皮がそえられており、「フワっ」と感じる柑橘（かんきつ）系の香りが隠し味になっています。細かく刻まれた紫玉ねぎの「シャリシャリ」した食感が良いアクセントになっており、プラスアルファの食感も楽しめます。

味変用の調味料も用意されていました。白湯には山椒粉、しょう油には七味唐からしをかけると新たな風味や刺激が加わり、食べる楽しみが倍増します。

追加で頼んだギョーザは、焼き目部分がパリパリ全体は柔らかで、とてもおいしいものでした。

こうして「秋の勝手ラーメン祭り」を存分に楽しんだわけですが、帰り際には「ありがとうございました」の声と共に「トンットンッ」と小さな太鼓を叩く音で見送ってくれました。余韻を感じさせる演出が憎い。
「テイクアウトラーメン」なるものも販売されていましたので、食べ歩きコースに入れてみるのも良いかもしれませんね。

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