【仙台市若林区】太い蕎麦が郷愁を誘う。六丁の目で出会ったのは、食べ応え十分の山形県東根そばでした!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/title-1713709771312.jpeg?exp=10800)
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
桜咲き、桜散り。先日までの気温の乱高下がウソのよう。気が付けば厚手のアウターでは、街歩き時にじんわりと汗ばむような気温となっている2024年4月中旬以降の仙台。最高気温が20度を上回るという日もあり、体がサッパリとしたメニューを求めることも多くなりました。
サッパリとしたメニュー。冷やし中華には、まだちょっと早い。となれば、アレですよ。ワタクシの記事では恒例となった「お蕎麦」ですよ。
山形出身であるが故に定期的に蕎麦欠乏症(勝手な思い込み)になるわけですから、ここは美味しいお蕎麦をツルっといきたい。できれば山形っぽいお蕎麦を思いっきり食べたい…。
今回ご紹介するのは、そんな気分で街歩きをしていて見つけた素敵なお蕎麦屋さん。山形に里帰りしているかのような気分に浸ることができたお店です。
![ご紹介するお店の前通り](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713712040270.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そのお店とは、仙台市営地下鉄「六丁の目駅」の北東、六丁の目中町の住宅街にある…
![「手打ちそば草太(そうた)」さん外観](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713712405665.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
こちらの「手打ちそば草太(そうた)」さんです。
ご自宅兼店舗ということで、この看板がなければついつい見逃してしまいそうなお店ですが、開店と同時に県内の蕎麦好きの方々で賑わっている人気店。
![お店の入口](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713712604345.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そういえば、山形にもこんな感じでご自宅で営まれている人気の蕎麦店が沢山あったよなぁ…。お店の入口の前に立ち、そんなことを思い出しました。そして、ご自宅兼蕎麦店のお店って、山形では十中八九「美味しい」お店だったことも。早速入店してみましょう。
![店内の様子1](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713712906394.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
入店してみると、開店直後、お昼前の時間帯にも関わらずこの混雑具合。
そうそう。親戚の家の居間に宴会のテーブルがセッティングがされたような、この感じ。まさに山形の蕎麦店を思わせる雰囲気です。
![鴨居にかけられた店主さんからのメッセージ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713713090165.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
なにやら山形っぽいなぁと感じたのも当然。
鴨居にかけられた店主さんからのメッセージを読むと、こちらの店主さんは山形県東根市の「そば処草宿(くさどまり)」で修行されたとのこと。だから山形のお蕎麦屋さん的な雰囲気を随所に感じさせてくれるのかもしれません。
![店内の様子2](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713713776104.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ということで、蕎麦打ち所が見える、眺めの良い窓際の席に着席。
![メニュー表1](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713713960827.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
恒例のメニュー表チェックです!
店名を冠したセットメニューの草太そばから、天ぷらそばや東根そばにかけそば。蕎麦以外でも天丼や、そば団子汁といった珍しいメニューまで揃っています。東根そばが板そば(山形県内陸部で食べられている蕎麦の提供形式)なのもいいですねぇ。
![メニュー表2](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713714127210.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
単品メニューは天ぷら盛りにかきあげ、にしんといったお蕎麦のお供に加えて、とろろや辛み大根といった薬味系。そしておにぎりもありました。
![東根そば(普通盛り)、みそおにぎり、辛み大根](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713714581218.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
セットでいくべきか、アレとアレを組み合わせてみるべきか、悩みに悩んで出した結論がこちら!
私が注文したのは、東根そばの普通盛り。単品でみそおにぎりと辛み大根をつけてみました。どうでしょうか。個人的にこの組み合わせは大正解だと思うのですが…。盛りのよい板そばにみそおにぎりがついたこの眺め。故郷山形を思わせる「The 田舎蕎麦」といった素朴な眺めです。
![お蕎麦のアップ画像](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713714956245.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ではでは、早速お蕎麦からいただきましょう!
まずは何もつけずにお蕎麦を一口。しっかりとした噛み応え、そして感じる力強い蕎麦の香り。ワシワシとアゴをつかって噛みしめられる、「蕎麦喰ってるぞ」という麺の太さ。旨い。これぞ田舎蕎麦。
![蕎麦つゆに辛み大根も投入しつつ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713715285707.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
早速蕎麦つゆに辛み大根も投入しつつ、今度はつゆをつけてズルリ。
甘すぎず、適度な塩味の美味しい蕎麦つゆは蕎麦の力強さに負けていません。ほんのりと刺激的な後味を感じさせてくれる辛み大根も合いますねぇ。こりゃ美味しいとズルズルすすります。
ちなみにこちらの草太さんのお蕎麦。メニューに「小盛り」があることから分かるかもしれませんが、普通盛りで結構なボリュームがあります。この「お蕎麦で思いっきりお腹いっぱいになってね」的スタンスもまた、山形のお蕎麦屋さんの雰囲気を感じさせてくれます。嗚呼、美味しいお蕎麦を思いっきり食べる幸せよ。
![みそおにぎりの断面](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713715771500.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
合間にみそおにぎりもパクリ。
おぉ…。久しぶりに食べました、この素朴で美味しい東北の味。昔おばあちゃんによく握ってもらったみそおにぎりが思い出される懐かしい味です。そんな思い出もあって、ついついお蕎麦とセットにしてしまったんですが、なんだかお蕎麦と一緒に食べていると、気分は完全に山形にいるかのよう。
皆さんも「こごの蕎麦食ってみだらいいべした(このお店のお蕎麦を食べてみたらいいんじゃないですか)」と、思わず山形弁が飛び出すほどです。
![余韻に浸る幸せなひと時「そば湯タイム」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713716522423.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ふぅ。山形気分に浸っていたら、あっという間に完食してしまいました。あとは美味しさの余韻に浸る「そば湯タイム」。
![この時のためにワサビをちょい残し](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713716638172.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
この「そば湯タイム」のために、ちょっとだけ残しておいたワサビも加えつつ、白濁濃厚なそば湯をそそぎゴクリ。ふぅ…。幸せのため息がもれます。
![ごちそうさまでした!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hasegawamakoto/article/01740873/image-1713716748348.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ということで、そば湯も満喫。完食・完飲、大満足&大満腹のごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか。山形のお蕎麦屋さん的な雰囲気の中、食べ応えのある東根そばを楽しめる「手打ちそば草太」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●手打ちそば草太(そうた)●
〒984-0012 宮城県仙台市若林区六丁の目中町13−25