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災害時には水を入れて30分、水で作るカップラーメンレシピ、トマトジュースやお茶でも作れました

筋肉料理人料理ブロガー、料理YouTuber
油揚げ麺を使ったカップラーメンは水で戻しても食べられます。

こんにちは、料理ブロガーの筋肉料理人です。現在、台風10号が接近中、台風進路周辺では強い風雨が予想されています。私は佐賀県在住なので数日前までは「進路から外れているので大丈夫かな?」と思っていましたが、その後進路は迷走。今は熊本県に上陸って事になっていますので、こちらにも大きな影響があると思います。台風進路にお住いの方は今のうちに準備を整えてください。

災害時に気になるのはやはり食事です。様々な状況で火を使えない、水ならあるって事もあるでしょう。そんな時のお助けレシピの一つが

水戻しカップラーメン

または

水戻しインスタントラーメン

です。

油揚げ麺を使ったインスタントラーメン、カップ麺は水で戻しても食べられます。何故なら麺が既に加熱されているからです。
油揚げ麺を使ったインスタントラーメン、カップ麺は水で戻しても食べられます。何故なら麺が既に加熱されているからです。

カップラーメンや多くのインスタントラーメンはお湯でなく水で戻して食べられます。

その理由は「油揚げ麺」を使っているからです。

原材料に「油揚げめん」「油揚げ麺」と記載されたものは、そのままでも、水で戻しても食べられます。それ以外は加熱しないと食べられません。
原材料に「油揚げめん」「油揚げ麺」と記載されたものは、そのままでも、水で戻しても食べられます。それ以外は加熱しないと食べられません。

油揚げ麺とは麺を予め油で揚げた麺の事で、要するに油で揚げたお菓子みたいなものだから、そのままでも、水で戻しても食べられるんです。

逆に水でも戻しても食べられないのは棒ラーメンや乾麺の素麺、うどん、パスタ等で、これからは加熱しないと消化できませんので注意してください。

ですので災害時、火を使えない時、圧倒的に便利なのは油揚げ麺を使ったカップラーメンやインスタントラーメンになります。

今回、カップラーメンを水で戻した場合と、トマトジュースで戻した場合、どの位で食べられるのか?を試してみました。

水戻しカップヌードル

カップヌードルに水を注ぎ、30分置いたら出来上がりです。

画像では氷水を注いでいます。水を注いで15分から30分で食べやすくなります。
画像では氷水を注いでいます。水を注いで15分から30分で食べやすくなります。

水で30分戻したカップヌードル。見た目はお湯で戻したのと変りません。
水で30分戻したカップヌードル。見た目はお湯で戻したのと変りません。

実験したのが2020年の8月だったので氷水を使い、冷蔵庫に入れて冷やしカップヌードルにしました。

途中経過ですが、15分で柔らかくなっていますが、まだ麺はごわごわです。

30分待つと、お湯で作ったより麺が固めですが普通に食べられます。タバスコとかふったら、より美味しく食べらると思いました。

トマトジュースでカップヌードル

カップヌードルにトマトジュースを注ぎ、30分置きました。

100%トマトジュースでも作ってみました。トマトジュースだけでは麺が十分に柔らかくならないので、水を足した方が良いでしょう。
100%トマトジュースでも作ってみました。トマトジュースだけでは麺が十分に柔らかくならないので、水を足した方が良いでしょう。

30分後、100%トマトジュースの果肉成分が邪魔したのか、麺はごわごわのままです。水を追加し、更に5~10分戻したら柔らかくなりました。

トマトジュースだけでは柔らかくならなかったので水を追加。
トマトジュースだけでは柔らかくならなかったので水を追加。

食べた感じはトマトのフレッシュな風味でスープが意外に美味しく、麺は普通に食べられる程度に柔らかくなっていました。

トマトジュースを使う場合は、最初から水と混ぜて戻した方が良いかもしれません。

今回はトマトジュースでもやってみましたが、過去にペットボトルのお茶で作った事もあります。お茶で作っても普通に食べられました。

これから非常食を買うって方も多いと思いますが、水戻しで食べられるのは「油揚げ麺」を使用したカップ麺、インスタントラーメンです。

そして、粉末調味料だけで調味するタイプ(別途調味油を使わないもの)が水戻しで食べやすいと思います。

袋麺のインスタントラーメンを水戻しする場合、袋の端を少し開き、スープを取り出して半分くらい袋に入れ、袋に水を注いて戻す方法もあります。

水で戻すのが面倒な時、できない時は、油揚げ麺に粉末スープを少しふりかけ、お菓子のように少しづつ、しっかり噛んで食べるのもアリです。その場合は水分補給をしっかりしてください。

非常時の食事について、今のうちにシミュレーションするのはお勧めです。

料理ブロガー、料理YouTuber

料理ブロガー、調理師、料理研究家。フィットネス全般の愛好家。料理レシピ開発、料理教室、料理イベント、料理の撮影、スタイリングなどを手掛ける。プロフ名の筋肉料理人は、30年以上続けている筋トレを捩ってつけました。目標は70歳でベンチプレス100キロです。

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