空間クリエイター兼ライターの海のとなりです。久里浜天神社の酉の市は毎年12月5日と決まっています。今回は、久里浜天神社特製の開運熊手神符「かっこめ」があると聞き、参拝してきました。

京急久里浜駅から徒歩5分のところに久里浜天神社があります。

お昼過ぎに行ったところ、多くの参拝者で賑わっています。

本殿にお参りをします。本日は本殿が開かれており、御祈祷も行われていました。

久里浜天神社特製！金運開運招福熊手（かっこめ）

本殿横の社務所では様々なお守りと一緒に久里浜天神社特製の「かっこめ」が出ています。

久里浜天神社のかっこめは大鷲神社に加え、天満宮の護符の2つが付いていることが特徴です。その他、おかめや小判、稲穂が飾り付けられています。大鷲神社は金運、天満宮は開運、小判、稲穂は金運、おかめは福を多く招くという縁起物です。開運満載ですね。初穂料は1,000円です。

合格祈願の白だるま

久里浜天神社は学問の神様、菅原道真公をお祀りしている神社のため、合格祈願の絵馬とだるまが置かれていました。合格祈願のだるまといえば“白だるま”とのことで「合格」の文字が書かれています。受験シーズンには多くの参拝者が訪れ、合格祈願に購入されるそうです。

華やかな熊手と珍しい縁起物

酉の市といえば熊手です。本日も境内には数多くの煌びやかな熊手が並んでいます。

今まで見たことがない縁起物の露店を見つけました。

釣竿のような細長いものに色鮮やかな縁起物が飾られています。店主に伺うと、「関東では熊手が有名だけど、関西ではこの福笹が有名だよ。」と教えてくれました。

福笹（ふくざさ）とは

関東で商売繁盛を祈願するお祭りは酉の市ですが、関西では「十日えびす」が有名です。福笹という笹の葉に縁起物を結んだもので、熊手と同様に家運隆昌・商売繁盛の縁起物になったそうです。

今回、露店で見かけたのは本物の笹ではありませんが、お多福、米俵、小槌、小判、招き猫、サイコロ、鯛など盛りだくさんに縁起物が飾られており、豪華です。ちなみにサイコロはどこへ転がっても必ず「目が出る」=「芽が出る」ところから縁起が良いとされているそうです。

賑やかな酉の市

久里浜天神社前の沿道にはずらっと露店が並んでいます。遠目からも賑やかさが伝わってきます。

バナナにカラフルなチョコレートやトッピングをしたバナナチョコのお店からは甘い香りが漂ってきます。

大きな鉄板の上で鶏皮が手際良く焼かれています。香ばしい鶏皮の香りに引き寄せられますね。露店には多くのお客さんが立ち寄り、活気があります。購入して、友人たちと道路脇で食べている学生たちもいて、微笑ましく感じます。コロナ感染拡大のため、お祭りが中止になっていましたが、ここ数年見受けられなかった賑やかな光景に、以前のような日常が戻ってきているような希望を感じました。来年も賑やかな酉の市が開催されることを願っています。

酉の市といえばきんつば。帰りに天神社近くの和菓子幸和さんのきんつばを購入しました！

☆横須賀の美味しいグルメ、素敵なスポットを紹介中！