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【赤穂市】地卵直売所「兵庫の里」 2周年を迎え益々パワーアップ!

歌見フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

2022年2月で2周年を迎えた奥播磨地卵直売所「兵庫の里」。赤穂市尾崎の店舗前に卵やカステラの自動販売機を設置したり、新しい卵を開発したり、備前の醤油会社に依頼して、オリジナルの卵かけごはん用醤油を作ったりと、さまざまな新商品や企画を打ち出しています。その内容をご紹介しましょう。

新鮮で安全で美味しい卵を地域の方に

「兵庫の里」があるのは、赤穂市尾崎の中浜町交差点近く。
赤穂大橋から主婦の店尾崎店まで向かう道の途中にあります。
店は少し奥にひいていますが、道端にたくさんの幟が立っているのでわかりやすいと思います。

価格は写真の通り
価格は写真の通り

「兵庫の里」は、「地域の方に安全で新鮮な卵を食べて欲しい」と2020年にオープン。
姫路市夢前町の農場に毎朝通い、生みたて卵をチェックしてお店で販売しています。

店頭で販売しているのは3種類です。
従来の「朱紅」と「ヘリオス」に加え、新商品「あこうだから」を1月から販売開始。
3種類の味比べを楽しむことができるようになりました。

こちら、新商品の「あこうだから」です。
ネーミングは、「赤穂の宝」すなわち「子ども」のこと。
これから赤穂を担う子どもたちに、「安全でおいしい卵を食べてほしい」という願いで名付けたそうです。

3種類を並べてみました。
向かって左の「朱紅」がかなり鮮やかなオレンジ色、右側のヘリオスは濃い黄色、真ん中の「あこうだから」はその中間といった感じ。

卵の黄身の色を測る「カラー値」というのがあって、スーパーで売られている普通の卵が7~10、ヘリオスが13.5、あこうだからが16、朱紅に至っては18.5という高い値だそう。

大きな特徴としては、「朱紅」は、卵の黄身が朱紅色をして殻がなめらかであり、深い旨みとコクがあります。アスタサンチンが多く含まれているそうです。すき焼き用におすすめです。

「あこうだから」は、卵の黄身はオレンジに近い黄色で生臭さのない、甘みのある濃厚な卵です。こちら、契約農園とタイアップして作った商品で、餌を工夫して今回のデビューを迎えたとか。

「ヘリオス」は、太陽のように鮮やかな色の黄身です。クラシックを聴いてストレスなく育った鶏の卵だとか。葉酸とビタミンEが一般の卵の3倍あるのも特徴です。お菓子作りにはヘリオスがおすすめだとか。

卵かけごはんには、どれもおすすめですよ。

※ざるやボール、卵のパックなどを持参すれば容器代は不要。

オリジナル卵かけごはん用醤油もデビュー

新商品は卵だけにとどまりません。
この度デビューしたのが、たまごかけごはん用醤油「備(び)」(価格は未定)です。
備前市にある老舗醤油屋「鷹取醤油」で作ってもらったオリジナル醤油です。
海苔が入っているのが特徴で、卵かけごはんとの相性も抜群だとか。

こちら店主の大村忠さんです。
「卵が大好きだったので、自分や家族が食べるものは安全なものを」という思いで2年前に店をオープンしたそう。

大村さんは、お客さんからのリクエストにもこたえながら、次々と新しい試みにチャレンジしています。

赤穂初の冷蔵機能付き卵の自動販売機を設置

こちらの自動販売機も新しい試みです。
店が16時までの営業なので、「休みにしか買いに来れないから、平日もほしい」というお客さんからのリクエストにこたえた形。
冷蔵機能が付いているので、暑い夏でも安心です。

自販機では、「朱紅」「ヘリオス」の他に「書写のたまご」を置いています。
栄養価たっぷりの天然エサをふんだんに食べている鶏が産んだこだわり卵です。

卵を使ったスイーツも好評

卵を使ったスイーツも好評です。

こちらゾウさんカステラ。米粉と国産小麦粉を使用した2種類のベビーカステラです。
大きさは3種類あります。(小100円、中300円、大500円)

向かって右側が、米粉と朱紅を使ったもの。オレンジ色で食感はもっちり。
左側は、国産小麦粉とへリウス入りで卵の旨みたっぷり。どちらも水は使わず卵と粉だけ。昔懐かしい味がします。
食べ比べも楽しいかもしれませんね。

AKOプリン220円
AKOプリン220円

こちら「AKOプリン」です。プリン用の卵で作ったオリジナルスイーツです。

肉の日や魚の日もあってうれしい

毎週土曜日は「肉の日」。牧場直営の精肉店、太子の「玉家」さんの商品を店頭で販売しています。
但馬牛や佐用ポークを中心に、時期により但馬鶏があることも。
すき焼きや焼き肉用の神戸牛は注文販売を承っているそう。

冷凍のコロッケやミンチカツなどは常時販売しているそうですよ。

魚の日もスタートしました。
火・土曜日13:00~16:00に、駐車場の一角で魚屋さんが軽トラ販売しています。
「赤穂は海が近いのに、あまり魚屋さんがない。自分たちも食べたいので来てもらうことにしたんです」と大村さん。

自分の想いを次々と形にしていく大村さん。
次にどんなおいしいものを置いてくれるのか「兵庫の里」の今後に目が離せません。

兵庫の里
住所:兵庫県赤穂市尾崎3917
電話番号:070-5269-1742
営業時間:10:00~16:00
定休日:なし
https://hyogonosato.jimdofree.com/

フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、赤穂・相生発でお届けできたら幸せです。

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