こんにちは。美味しいもの巡りに目がない神戸っこライターみいみいです。

今回は今まで食べたことのない天ぷらが食べられると話題の神戸・北野にある「北野坂 天ぷら 辻」の美味しい天ぷらコースをご紹介します。

各線 神戸・三ノ宮駅の北側、北野坂を上った路地に隠れ家のようにひっそりと佇むこちらのお店。

中に入るとカウンターとテーブル席があり、木目調の明るい内装です。

まず目についたのがカウンターの明太子。なんとおかわり自由になっています。

お店のおすすめで、ごま油をたっぷりかけて頂きました。明太子のプチプチ感とピリリとした辛さがまろやかになり、ごま油がまるでソースになったようです。美味しい。

これだけでお酒のアテになりそうな、新しい発見です。

料理は基本はおまかせコースのみとなっており、21時以降はアラカルトでの提供も受けているそうです。

もちろん今回はコース料理を頂きます。

おまかせ天麩羅コース
前菜盛り合わせ

・なすのオランダ煮（上）
・自家製いくらおろし（右）
・いとよりだいの南蛮漬け（中央）
・エビの焚き物 うまだしジュレ（左）
・季節の串 銀杏（下）

どれもさっぱり優しい味わいで、次のお料理に繋がる架け橋にちょうど良いバランスです。
見た目も綺麗で季節を感じるあしらいも華やかです。

タラの白子のあんかけ

熱した備長炭をあてた白子は、口に入れるとゆずと炭、木の芽の香りがふわっと広がります。とろりと口の中で溶ける白子の食感がたまらない一品です。

車海老

活車海老を海水で氷漬けにしてから、エビ味噌をつけたままで仕上げた一品です。

濃厚な海老味噌と共に頂く、プリプリっとした新鮮な海老の身とサクサクの海老の脚、それぞれ異なる食感が楽しめます。

天ぷらのために用意されたのは、天つゆ・大根おろし・レモン・天草の塩・羅臼の昆布塩・あおさ塩の6種類。レモンはレモン塩としても楽しめます。

また、天つゆはお出汁のきいた優しい味わいで「飲める天つゆ」となっています。
途中で「足しつゆ」もして頂けます。

蓮根

今回衝撃を受けた一品。蓮根といえば輪切りで穴の開いた形を思い浮かべますが、この蓮根は縦切りで提供されます。
縦切りなので、蓮根の繊維質のシャキシャキ感がより際立ちます。
切り方でこれほど食感が変わるのは驚きです。

高知県産 久礼 ひやおろし

天ぷらに合うお酒も充実していました。

キスの天ぷら

4日間熟成させたキスは昆布塩で頂きます。
水分を飛ばして旨みをギュッと濃縮させていて、ふわっふわで柔らかくて美味しい。

小かぶ

低温でじっくりあげた一品。繊細なかぶの味も生きています。
食材によって温度も変えているそうです。

天然の舞茸

お出汁で頂きます。天然の舞茸は芳醇な香りと味もしっかりしています。

石川県産甘海老 卵黄とウニのソース キャビア添え

見た目も鮮やかな一品。ぷりっとろっの甘海老に絡んだソースとキャビアの塩味がよく合います。

ロロンなんきん(かぼちゃ)

低温でゆっくり揚げているので、甘みが増しています。

べにはるか

表面が飴状で、パリパリ感とお芋のしっとり感と異なる食感が楽しめます。
初めての不思議な味わいでした。

長茄子

こちらも今回驚いた一品。茄子が口の中でジュワッと溶けていきます！
ナスは飲み物！という表現がまさしく当てはまる程です。
噛まなくて良い生まれて初めての食感で絶品でした。

岡山県産 松茸

すだちで頂きます。やはり国産ものは香りも歯応えも素晴らしい。

お凌ぎ

カニだしの煮麺です。ほっこりします。

せこがに

まずは甲羅に入ったカニ身の天ぷらが出てきます。食べようとしたら、その上に山盛りの大好きな内子が乗ってきました！これは美味しい。

下仁田ネギ

ネギの水分がジュワッと出てくるジューシーな一品

鯖と生姜とねぎとたっぷりのいくらのご飯

鯖といくらの豪華な〆のご飯ものです。ねぎの赤だしと一緒に頂きます。

〆のご飯もかなりな量なので、食欲旺盛な方でも満足すること間違いなしですが、コース終了後に完食してもまだ食べたい方は、なんと無料で追加可能だそうです。

大将曰く、全ての方にお腹いっぱいで満足して帰って頂きたい思いからだそう。素晴らしいですね。

幸水のバニラアイス

さっぱりとした梨のバニラアイス。

お料理はもちろん、器も丹波焼きの作家ものを使用するなど、随所に妥協を許さないこだわりが感じられました。

希望があれば離乳食も用意していただけたり、小さなお子様も大歓迎だそうなのでご家族でのお祝いの席などにもおすすめです。

「北野坂 天ぷら 辻」で新しい形の天ぷらコースを是非食べてみてください。