リビングがダサい・狭い…原因の9割は意外な部分にあります【インテリアコーディネーター監修】

リビングがなぜかイマイチ…
と悩んではいませんか?
実はお部屋に○○が多いと、お部屋が狭く感じ、リラックスできず、ダサい雰囲気になります!
逆に言うと○○さえ解決できれば、リビングがかなり見違えます!
原因がよく分からない…という人はぜひ参考にしてください!
原因の9割は「視覚情報が多すぎる」こと!
リビングっておうち時間の中で一番リラックスして過ごしたい空間ですよね。
寝室は滞在時間は長くてもほとんど寝ていますが、リビングにいる時は起きている時間なので、インテリア性が過ごしやすさに大きく影響します。
でもリビングは物が多いですし空間としてもけっこう広いですし、まとめるのってほんと難しいですよね。
- なぜかリラックスできない…
- まとまり感もなく狭さを感じる…
この原因のほとんどは
視覚的な情報量が多すぎる
ということにまとめることができるんですよ。
逆に言うとそれらを改善することで、とてもリラックスできるリビングにすることができます!

↑ 例えば1時間のウォーキングをすると仮定した場合、どっちが心身ともにリラックスして気持ちよく1時間歩くことができるでしょうか。
多くの人は左側の自然が多い方と答えると思います。
とてものどかで、何となくのんびり歩けそうな気がしますよね!

↑ こういう風景を見ながら歩くと、もちろん目に優しい自然がいっぱいというのはありますけど、とても癒されます。
目から入ってくる情報量が少ないので、脳がリフレッシュするからですね。

↑ 対してこちら。
ビルの灯りが眩しく、人も多く、いろんなことに意識を持っていかないと、1時間のウォーキングを無事に完了させることすら難しそうに感じます。
理由はさっきの反対で、目から入ってくる情報量が圧倒的に多いからです。
人は視覚からの情報が9割くらいを占めると言われるので、ゴチャゴチャした風景はいちいち脳が処理をしなければいけず、気がつかないうちに消耗しているんですよ。
インテリアでもこれと同じようなことが、実は起きています。
視覚情報の多いお部屋では、気付かないうちに脳がいろんな情報を処理しようとして疲弊しやすくなるんですね。
さらにウォーキングと違い、お部屋は1時間という短い時間ではなく毎日・長い時間です。
その差はなかなか侮れません。

↑ 例えばこのようなお部屋、どう感じるでしょうか。
イエローの壁紙にピンクとグリーンのイス、そしてブルーも使われています。
色のトーンは揃っているので、インテリアとしてのまとまり感はありますよね!
逆に言うとうまい事まとめているなという印象です。
とは言え視覚情報としては多い印象なので、リラックス感のあるインテリアには見えません。
お部屋に統一感があったり雰囲気よくまとめられているということと、リラックスできるお部屋というのは別物ということです。

↑ 小さな子供のいる家庭だと、どうしても原色を使ったオモチャが溢れるので、視覚情報が増えやすくなるのは仕方ない部分です。
我が家にも6歳の息子がいますが、インテリア的には見せられたものではありません!笑
でも
視覚情報が多いとリラックスしにくい
ということを知っていれば
- どうしてリラックスしにくいのか(原因)
- どうすればリラックスできるのか(対処)
という点を改善できるので、とても的確な行動がとれます。
では視覚情報をお部屋から減らすには、一体どうすればいいでしょうか…
大きく以下の5つが考えられます。
- 色の数が多い
- 色のトーンが揃っていない
- 灯りが一つしかない
- 収納が上手くできていない
- 高さが揃っていない
これらを最適化することで、お部屋から少しずつ「視覚情報」が減っていくんですね。
そうすることでリラックスしやすいお部屋に変わっていきます。
この記事では一つ目の「色の数が多い」という部分をピックアップしていこうと思います。
色の数が多いとリラックスできない!
最初に紹介した「田舎道」と「都会」、圧倒的に違うのは色の数ですよね。
しかも都会は自然じゃない人工的な色が多いので、それぞれの情報を処理するのに一苦労です。

↑ そこでこちらのように、色のルールを決めてみるのはどうでしょうか。
細かいものまでは難しいので、少なくとも大きめの家具類だけはルールに従って選んでいくことで、大枠としてのまとまり感が出てきます。
そして色の情報量も減ります。
この写真のいいところは、ウッド家具が床と揃っている点ですよね!
それによって色情報がむやみに増えることなく、スッキリシンプルです。
特別物が少ないわけではないんですけど、とてもリラックスできそうです。

↑ 例えばイエローが好きなら、こんな感じで取り入れても全然大丈夫なんです!
イエロー以外は
- 白黒グレーの無彩色
- 観葉植物の緑
- 床のナチュラルカラー
という点がしっかり意識されているので、イエローが悪目立ちすることもありません。

↑ ソファをこの色にしたなら、ラグも揃えることで色の数が増えません。
もしくは無彩色のグレーとかにすることで、ムダに色情報が増えないですよね。
テーブルとキャビネットの色にも同じことが言えます。
テーブルをこのようなブラウンにしたのなら、キャビネットも似た色を選ぶようにしてください。
ここにナチュラルカラーのキャビネットを置いたりすると、色の数が増え、まとまり感も欠けるので、視覚情報が多くなってしまいます。
ただ一度に一気に家具を替えることは難しいので、ゴールを見失わないよう少しずつ変えていくことが重要になります。
感覚としては「お部屋をまとめる」とか「統一感を出す」というよりも
お部屋の色の数を減らす
というほうがゴールもブレにくくておすすめ。
そして色が少しずつ減ってきたら、今度はアクセントを考えます。

↑ アクセントは必ずしも1色じゃないとダメということはありません。
むしろアクセントが1色でいい感じにまとまるお部屋は、その周囲がかなり統一感のある状態にまとまっている証拠。
逆に言うと、難易度の高いお部屋を目指すことになります。
なので2色くらいをアクセントの色としてイメージしてきましょう。
もし2色だと色が多いなと感じたなら、それはお部屋がまとまってきた証拠。
アクセントがアクセントとしてしっかり機能している証拠です。

↑ なのでまずはこんな感じで、お部屋をぼかして写真を撮った時にまとまり感が出るよう調整していきます。
木の色を揃え、無彩色を少し増やすイメージですね。
観葉植物のグリーンは1色に換算する必要はありません。
グリーンはどんなお部屋にも馴染むので、そこはノーカウントです。
そのうえでアクセントを1~2色取り入れることで、視覚情報をムダに増やすことなく、いい感じにまとまり感を出していくことができます!
極論を言うと、色が少なすぎて寂しいな…と思う少し手前まで色を減らす。
色って貯金の反対で、増やすのは簡単でも減らすのは難しいので、まずは減らすことを頑張ってください。
そうしてから好みに近づくよう少しずつ増やすという順番のほうが、総合的にはゴールも見失いにくく、着々と整えていくことができると思いますよ!
まとめ
ということで今回は「お部屋の視覚情報」を減らしてリラックス感のあるお部屋にしよう!ということで、まずは色の数を減らすという部分をピックアップしてみました。
●リビングがイマイチ…その大きな理由は○○が多すぎること!原因が分かれば対応もできますよ!
- 色の数が多い
- 色のトーンが揃っていない
- 灯りが一つしかない
- 収納が上手くできていない
- 高さが揃っていない
動画では他の2~5についても紹介しているので、もしリビングにリラックス感が感じられないという人はぜひ参考にしてください!