ツイッター、デマを指摘する新機能を準備中か
これまでツイッター社の新機能を度々リークしてきた研究者ジェーン・マンチュン・ウォン氏が、新たに検討中とされるデマ・誤情報への指摘機能のイメージ図を自身のツイッターにて公開しました。
問題があるとされたツイートにつくことになるラベルとして、「最新情報を入手のこと(Get the latest)」「知ってください(Stay Informed)」「誤解を招く(Misleading)」の三種類が例示されています。
「一酸化二水素60グラムの摂取で気分が悪くなった」に対しては「最新情報を入手: H2O、つまり水について知りましょう」というラベルが表示されています。「一酸化二水素」は水のことで、もともとは科学的な用語を使われるとよくわからない事柄でも信じてしまう人を戒めるために考えられた用語です。
「今後12時間以内に世界の一部は闇につつまれるだろう」に対しては「知ってください: タイムゾーンの概念について学びましょう」、「私たちは食べる、亀も食べる。つまり私たちは亀なのです」に対しては「誤解を招く: 論理的に間違った推論について学びましょう」といったラベルが表示されています。
ツイッターで表示された例文はあくまでウォン氏の考えた「ありそうな文面」であり、実際にこの新機能が公開された時にこの内容のようなツイートにシステムが反応するというわけではありません。
ツイッター社は今年1月に「バードウォッチ」サイトを限定公開し、アメリカ国内の一部のユーザーからの報告を収集することでデマや誤報を含むツイートの収集やその分類をシステム化しようとしてきています。
今回のリークは、このバードウォッチで収集したデマや誤報の情報を活用し表示することで、ツイッター上でデマや誤情報が広く拡散することを防ぐものだと思われます。