国際電話の通話料、ソフトバンクだけ上限なし。盗難で悪用され99万円の請求が来たとネットで話題に
海外からでも自分の携帯電話から電話がかけられるようになる国際電話サービスですが、このサービスの通話料に上限がなかったために、盗難後に悪用されてしまい99万円の請求がきたという告白がネットで話題になっています。
バルセロナでiPhone盗難にあう→悪用され99万を支払わねばならなくなった件 - Togetterまとめ
被害にあわれた方のTwitterによると、12月29日にスペインのバルセロナでiPhoneを盗難され、翌30日の12月30日に借りた携帯電話から利用停止手続きを行ったにもかかわらず、そのわずか15時間のあいだに約100万円もの国際通話をされてしまったとのことです。
盗まれたiPhoneにはロックをかけていたらしいのですが、おそらくはSIMカードを抜かれてべつの携帯電話で使用されたのではないかと思われます(携帯電話の本体が違っても請求はSIMカードの契約者になるため)。
ソフトバンク、当初は救済措置を取らず
この巨額の請求を見た被害者の方は、ソフトバンクショップや警察に「盗難後の不正利用である」と相談されたそうですが、「犯人が捕まらなければ支払い義務が契約者にある」という回答だったそうです。
しかし、この告白がTwitterを中心にインターネットで拡散されたところ、救済措置を取って貰えることになったと後にツイートしています。
利用限度額、docomoは契約時に設定。auは自動で2万円まで
気になったのでdocomoとauの国際通話サービスについて調べてみたところ、docomoは「契約時に月間利用額の利用限度を設定」するようになっており、auは「毎月のご利用限度額 (20,000円 (免税))を設定」していると公式サイトに明記してありました。
docomoやauのように最初から利用限度額が設定されていればこのようなことは起きなかったのですが、ソフトバンクのみ青天井だったようです。
ボーダフォン時代は利用限度額が存在していただけに残念でなりません。
国際電話サービスは便利ですが、ソフトバンクユーザーの方は出国前に『ソフトバンクまとめて支払い』の利用限度額設定や『一定額ストップサービス』を利用するようにした方が良いでしょう。