【神戸市須磨区】明治生まれだけど今でもスタイリッシュで赤いボディが映えまくる 旧和田岬灯台
須磨海岸の西側に行くと赤い塔のようなものが目を引きます。これは旧和田岬灯台。明治に作られた灯台ですが、今見てもデザインはスタイリッシュでなにより海や空に映える赤色が印象的です。旧和田岬灯台を訪ねてみましょう。
1884年(明治17年)に作られた最古の鉄骨灯台
旧和田岬灯台は、和田岬灯台としては二代目となる灯台です。初代は1871年(明治4年)に木製で作られた灯台でした。それを鉄骨で1884年(明治17年)に作られたものです。もともとは和田岬にあった灯台を廃灯後に現在の場所に移築されました。
現地にも旧和田岬灯台の歴史について簡単に紹介された案内板が立てられています。和田岬から現在地へ移築された場所の地図の記載もあるのでどれだけ移動してここに設置されたのかもイメージがつきやすいです。
この旧和田岬灯台の見どころのひとつ思うのは、このデザインです。約140年近くも前に作らられたものとは思えないほどこの灯台のデザインはスタイリッシュに感じます。この灯台は明治政府に雇われていた灯台技術者であるイギリス人リチャード・ヘンリー・ブラントンによって設計されたものです。
そのなかでも時代を感じさせるのは、入り口上に付けられた銘板の文字でしょうか。そして赤色のボディにある白い窓枠にはどこかギュっと気持ちをつかまれたかのように感じさせてくれます。こんな旧和田岬灯台はなぜかどれだけも眺めていられる灯台です。
旧和田岬灯台
神戸市須磨区須磨浦通1丁目1
JR須磨海浜公園駅 徒歩約8分