近鉄賢島駅を出て海側に歩いて数分、エスペランサクルーズ船着き場の右の小道を海沿いに行くとすぐの場所にある『cafe.Entrada（カフェ.エントラーダ）』

テイクアウト専門かな？と思ったのですが、中にはカウンター席と小さいテーブルがあり、イートインもできました。

入り口を入って右側のカウンターで注文します。左側のカウンターは水上タクシーの受付になっています。

こちらは土実樹みかんのカラフルソーダです。土実樹というのは南伊勢町五ヵ所にあるみかんの直売店です。五ヵ所のみかんは糖度は高く美味しいのですよ。そのみかんを使ったシロップは、素材の持つ甘みを生かして作られた自家製です。炭酸の上に浮かんでいるのは小さくカットされたいちご、夏みかん、キウイで、このフルーツは季節で変わるそうです。

太いストローでしっかりと混ぜました。みかんソーダと一緒にカットフルーツがタピオカのようにストローを通って口の中に入ってきます。夏みかんが程よくさっぱりしていて暑い日にはピッタリです。自然の甘味なので、すっきりとした味わいがとても美味しいです。

大きなソーセージがドデーンと挟まっている志摩あおさ豚のフランクサンドです。志摩あおさ豚というのは、三重県が全国一の生産量を誇るあおさを飼料に入れて食べさせて育てた豚で志摩のブランド豚の1つです。バゲットは阿児町甲賀の丸仙製パンと、地産地消に拘ったお店です。

食べるとソーセージがプチっとはじけて肉汁が口いっぱいに広がります。「これは！」口が掃除機になったかのようにどんどん入っていきます。「大きいからどうやって食べようか？と思った数秒前の私は何だったんだ？」という感じで、食べ始めたら止まらない美味しさでした。一心不乱に頂いていました。結構いろんなソーセージを食べたんですけど、これは別格でした。私が今まで食べたソーセージでは最高のお味でしたね。

海を見ながら食べている最中、遊覧船が帰港してきました。大口を開けて食べていたのを見られたかもしれませんね。

店内はコンクリート打ちっぱなしに白いペンキが塗られていて、木のカウンターや椅子、ダストボックスとのコントラストが素敵です。レトロな照明や壁掛け扇風機も可愛いです。

ちょっと旅行気分に浸りたかったのでなんとなく向かった賢島、この手のタイプのカフェが無かったので「こんなところにこんなお洒落なお店が？」と思い入ってみて大正解でした。

壁のEntrada賢島の文字を目印にすると分かりやすいと思います。

車は賢島駅手前の無料市営駐車場に停められます。