【整理収納アドバイザー】実家のお片づけで親と衝突。解決策は??
こんにちは。整理収納アドバイザーのみほです。
実家のお片づけを始めて、半年ほどになります。
いろいろなスペースのお片づけを進めてきました。いまだ手付かずなのが、衣類関係です。
実家には父と母のふたり暮らしですが、タンスが7つとクローゼットが2カ所あります。
モノがない時代に生まれた父と母は、節約志向が強いわりに、衣類があふれています。
それは、捨てることがもったいなという意識が強いため、モノをため込んでしまうからです。
その象徴が、まだ着られるからと捨てられずにたまっていく衣類です。
このクローゼット内には、母のお気に入りの衣装10着以上あります。
どれも、数年着ていません。
何十年も前の服もありますが、どれもお気に入りです。
整理収納アドバイザー的には、何年も着ていない服は、この先も着ることがない、断捨離をすすめたいところです。
ただ、母は「どれもお気に入りだから、捨てられない…いつか着るかも」と。
ここで、「何年も着ていない服はこの先も着ることはないよ」と正論をぶつけても、母の心には響きません。
大事なのは、「母のモノを大切にしたい気持ち」です。
すべてを残すことにしました。
断捨離すべき服について
- 1年以上着ていない服
- 流行遅れの服
- 穴が開いていたり、汚れていない服
- 誰かに会いたいと思えない服
- サイズが合わない服
- 趣味嗜好がかわって、今の好みではない服
というアドバイスはして、実家を後にしました。
その数週間後に母から、「服を断捨離した」と連絡がありました。
クローゼット内のお気に入りの服は、そのままですが、タンスの中の服を35着、手放すことができました。
母は、突然思い立ち、断捨離を始めたそうです。
実家のお片づけを手伝っている方も多いと思います。
モノがなかった暮らし中で、モノを大切にし、捨てることがもったいないと育った世代の親たちに、無理に断捨離をしては、衝突のもとです。
無理に断捨離をすすめるのではなく、まずはその気持ちに寄り添うことが大切です。
私自身、整理収納アドバイザーになった今も、トライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんのお片付けのヒントや気づきに少しでもなれば幸いです。