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水都・大垣で楽しむ納涼!氷たっぷりでひんやり♪江戸時代に創業の老舗菓子店で名物水まんじゅうを楽しもう

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

東海エリア屈指の水都として知られている岐阜県大垣市。市内には20か所以上の湧き水スポットがあり、濃尾平野の自然の恵みをたっぷりと感じることができます。そんな土地の特性から、大垣市では昔から“水まんじゅう”が名物のひとつとして販売されてきました。その代表格として、江戸時代に開業し、明治時代からこの地で水まんじゅうを作り続けているお店のひとつが「金蝶園総本家」さん。この日はJR大垣駅から近い「金蝶園総本家 大垣駅前本店」で、夏の暑い時期のみ楽しむことができるひんやりスイーツを堪能してきました♪

「金蝶園総本家 大垣駅前本店」ってどんなお店?

「金蝶園総本家」というお店の歴史は、寛政10年(1798年)、江戸時代までさかのぼります。同年に創業者が大垣の地に金蝶園総本家の前身となる「枡屋」というお店を創業したのち、明治時代に大垣駅前へ移転。戦後の昭和26年(1951年)には同地に現在の店舗を竣工しました。したがって、「金蝶園総本家」というお店には現在に至るまで200年を超える歴史があり、長きに渡って大垣で美味しい和菓子を提供してきた老舗であることがわかります。

お店の中には名物の「金蝶園饅頭」をはじめとしたたくさんのお菓子がずらりと陳列。

店内の一角にはイートインスペースが設けてあり、購入したお菓子を飲み物とともにここで楽しむことができます。

夏季限定!湧き水で冷やした名物水まんじゅう

店外に並んでいるのは、3月下旬から10月上旬ごろまで販売されている大垣名物「水まんじゅう」。定番のこしあん、抹茶あんのほか、月替わりで季節のフルーツの味を楽しめるフルーツあんや、フォトジェニックなツートンカラーが特徴のレモン&ソーダの水まんじゅうも販売されています。

販売カウンターの脇では、陶器のお猪口に入った水まんじゅうが冷たい地下水で冷やされている様子を見ることができます。商品自体が冷却されているだけでなく、水槽の中に流れ落ちる水の様子を見ているだけでも清涼感がありますよ!

氷がたっぷりで見た目も涼やか

真夏の気温が高い時期には、前述した水まんじゅうを氷に囲まれたひんやり仕様でいただくことができます。

イートインで楽しめる水まんじゅうは2種類、3種類から選ぶことができ、定番のこしあん、抹茶あんのほか、3種類購入した場合は季節のフルーツあんも楽しむことができます。またオプションとして、プラス10円で任意の1点をレモン&ソーダへ変更することが可能。この日はこしあんをレモン&ソーダへ変更し、抹茶あん、7月限定の白桃あんの水まんじゅうとともにいただきました。

葛とわらび粉をブレンドした水まんじゅうは、ぷるぷるとした食感の中にもっちりとした弾力があり、つるんとしたのど越しがとても心地良い絶品。

店内飲食の場合は水まんじゅうに冷茶がついてくるので、涼しいお店の中で火照った体をしっかりとクールダウンすることができます。ほどよく甘い水まんじゅうの味わいに、冷たくさわやかな風味のお茶がよくあいますよ!時間があるときは、ぜひ店内で水まんじゅうを堪能してみてください。

「金蝶園総本家 大垣駅前本店」の詳細情報

【住所】岐阜県大垣市高屋町1丁目17
【電話番号】0584-75-3300
【営業時間】8時00分~18時00分
【定休日】なし
【公式サイト/SNS】公式サイト / Instagram

テイクアウトOK!自宅でも水まんじゅうを楽しもう

筆者が同店を訪れるきっかけとなったのは、以前大垣市に住む友人から今回ご紹介した水まんじゅうをお土産としていただいたこと。「夏場には氷で冷やした水まんじゅうが食べられるよ」と話を聞き、今回の訪問に至ったのでした。このように、ギフトとして贈ったりテイクアウトして自宅で楽しんだりもできる「金蝶園総本家」さんの水まんじゅう。みなさんもぜひ、この夏の納涼のひとつにくわえてみてはいかがでしょうか。

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1200軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。食べることは大好きだけど、お酒はすこぶる弱いのが玉に瑕。

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