【子育て】子どもにキレる夫に困り果てた妻の驚きの行動とは⁈「その手があったか!マネできそう」
あなたの夫は、自分の子どもに対して感情的に怒鳴ったり、理不尽な叱責をしてしまうことはありませんか?
「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」というマンガを見つけて、興味本位で読んでみたのですが、予想外の内容に目から鱗が落ちました。
子どもにキレる夫に困り果てた妻の驚きの行動とは…?
「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」という実話
なかなか衝撃的なタイトルですよね。なんと、作者である漫画家・水谷さるころさんの実話なんですよ。
さるころさんと、事実婚パートナーのノダDは、バツイチ同士。「離婚したくない」という気持ちで、協力し合う家庭を築いています。
だけど最大の問題は、ノダDが「キレる人」だったこと。度重なる話し合いの末、息子のマイルくんが3歳くらいのとき、キレなくなっていたのですが…
4歳、5歳と成長していき、やってきたコロナ禍。家族で家にいる時間が増え、パパは子どもにキレちゃうようになってしまいます。
多少ネタバレもありますので、自分で読むために取っておきたい方は、この先は読まないでくださいね。
私がびっくりしたのは、妻・さるころさんの夫に対する分析が、冷静で的確であること。それをきちんと伝えていて、夫も問題を受け止め、反省はしているのです。
「ここまでできる妻もなかなかいないでしょ。すごいなぁ」と感心していたのですが、もっとすごいと感じたのは、夫が衝動的に子どもを叩いてしまうのを自分ではコントロールできないと判断して、「カウンセリングに行こうか」とすぐに提案したことです。
「なるほど、その手があったか!」と納得!
もしも夫が子どもを叩いてしまったら、妻はその事実に動揺してしまって、的確な問題解決に向かうのは難しいんじゃないかと思うんです…
夫婦カウンセリングを受けてみることにしたさるころさんが、カウンセリング1回目で話した言葉が印象的でした。
夫婦そろって問題点を話す初回カウンセリングが終わり、2回目と3回目は夫婦別々で、「生い立ち」を話した後、「心理テスト」を受けました。そして4回目に、再び夫婦そろってカウンセラーから問題解決方法を聴きました。
さるころさんはカウンセリングの結果を受けて、夫に次のように提案します。
夫も努力はしているのですが、すぐにすべてを変えるのは難しい状況…。
夫婦カウンセリングの1か月後、小学校入学前の春休みに、6歳のマイルくんもカウンセリングを受けました。
そして、カウンセラーの山脇由貴子さんから
と言われます。
「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」は、それから半年後と1年後のさるころさん一家の様子が描かれて終わります。
カウンセリングの後、親子にどんな変化があったのかを知りたい方は、ぜひマンガを読んでみてくださいね。
カウンセリングという選択肢
私が「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」を読んでよかったと思うのは、カウンセリングという選択肢ができたことです。
夫婦や親子の問題を当事者だけでは解決できないと判断したときに、頼れる場所を持っておくのは、本当に心強いと思います。
本の監修は、カウンセラーの山脇由貴子さんがされていて、マンガの間にカウンセリングに関する8つのコラムを掲載。
マンガとの相乗効果もあり、カウンセリングの流れや、アドバイスの受け止め方など、すごく理解しやすくなっています。さるころさんの冷静で的確な判断を、お手本としてマネしたくなるくらいです!
【参考文献】
「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」
水谷さるころ・作 幻冬舎
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
夫婦や親子の問題に悩む方の気持ちが、少しでも軽くなったのなら幸いです。