VIVANTで注目、日本の「諜報人材」の現状はどうなっているのか #専門家のまとめ #ドラマ
TBS系ドラマ「VIVANT」(ヴィヴァン)が人気を集め、自衛隊の秘密部隊「別班」が注目された。実在の組織だとされるが、仕事の中身はドラマと全く異なる地味な情報収集活動だという。その一方、別の情報機関で必ずしも「地味」とは言えない役割があるのも事実である。
▼別版の活動の場は日本国内だ。中国やロシア、北朝鮮などの軍事情報について、現地に住む人や訪問者に頼んで情報をもらう
▼国内活動でも、その内容がドメスティックとは限らない。公安調査庁にはかつて、CIAからも一目置かれる人材がいた
▼「いざというとき」のための言語教育は足りているか
現状、日本の情報機関員が海外まで出かけて諜報活動をする必要はなさそうだ。しかし、いざというときに対応できる人材が必要ないかといえば別だろう。自衛隊などが、海外での活動に耐えうる高度な言語教育をしているようには見えない。旧ソ連製の戦闘機に西側のミサイルを搭載して使用しているウクライナのように、装備ならば急いで導入することもできるだろう。しかし人材はそうはいかない。