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VIVANTで注目、日本の「諜報人材」の現状はどうなっているのか #専門家のまとめ #ドラマ

高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト
(写真:イメージマート)

TBS系ドラマ「VIVANT」(ヴィヴァン)が人気を集め、自衛隊の秘密部隊「別班」が注目された。実在の組織だとされるが、仕事の中身はドラマと全く異なる地味な情報収集活動だという。その一方、別の情報機関で必ずしも「地味」とは言えない役割があるのも事実である。

▼別版の活動の場は日本国内だ。中国やロシア、北朝鮮などの軍事情報について、現地に住む人や訪問者に頼んで情報をもらう

▼国内活動でも、その内容がドメスティックとは限らない。公安調査庁にはかつて、CIAからも一目置かれる人材がいた

▼「いざというとき」のための言語教育は足りているか

現状、日本の情報機関員が海外まで出かけて諜報活動をする必要はなさそうだ。しかし、いざというときに対応できる人材が必要ないかといえば別だろう。自衛隊などが、海外での活動に耐えうる高度な言語教育をしているようには見えない。旧ソ連製の戦闘機に西側のミサイルを搭載して使用しているウクライナのように、装備ならば急いで導入することもできるだろう。しかし人材はそうはいかない。

デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。

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