【全部無料】春休みのおうち学習は”東京都のドリル”で決まり!元教師が使い方を解説
通信教育や学習塾、市販のドリルを活用するのもおすすめですが、実は無料で使えるドリルも存在します。しかし、簡単にダウンロードできる無料ドリルには注意が必要な場合もあるため、元教師の私がどんなドリルが良いのかを解説していきます。
無料ドリルには罠がある?
インターネット上で無料ドリルを配布しているサイトは多いものの、実際は素人が作成したと思われるプリント素材もあります。答えや解説が間違っているものを使ってしまうと、せっかくの学習も無駄になってしまいます。そのため、家庭学習で使用するなら提供元がはっきりしているドリルを使うことを推奨します。
【ポイント】
無料で配布されているドリルは"誰が提供しているものなのか"を確認してから使いましょう。
東京都教育委員会が「無料ドリル」を配布中
無料で印刷して使えるドリルでおすすめなのは、東京都教育委員会が配布している「東京ベーシック・ドリル」です。
東京ベーシック・ドリルとは?
こちらはコロナで学校が休校になってしまうなど、おうち時間が増えた際に公開されたもの。配布開始当時も話題になりましたが、たびたび「このドリルは使える!」という声をSNS等でも見かけます。また、学校や塾でも宿題や家庭学習用教材としてこちらを使用することがあるようです。2023年3月現在でも、いまだに配布中となっています。
東京ベーシック・ドリル関連へのリンクまとめ
東京ベーシック・ドリルのメリットとは
元教師の私も推奨する「東京ベーシック・ドリル」。このドリルのメリットは、以下の通りです。
東京ベーシック・ドリルのメリット
- 提供元が教育委員会なので安心して使える
- 5教科すべてのプリントが揃っている
- 元教師から見ても内容がしっかりしている
- 解答だけでなく解説付きなので保護者も安心
- 診断シートで苦手分野が一目瞭然
- 無料で印刷して使える
- パソコンを使ってオンラインでも勉強可能
プリントはあくまでも基礎的な内容となっていますが、簡単に予習や復習をしたい場合にはぴったりのプリントです。正直これが無料で使えるのはかなり凄いことだと思います。
元教師が伝授!東京ベーシック・ドリルの使い方
ここからは元中学校・高校教師の私が、東京ベーシック・ドリルの使い方を解説していきます。
①勉強する教科を決める
まずは、「東京ベーシック・ドリルの概要と使い方」のページを見て、勉強したい教科を決めましょう。
ここからチェック
⇒ 改訂版「東京ベーシック・ドリル」の概要と使い方(外部リンク)
以下、算数・数学を選んだ場合を例に説明していきます。
②苦手分野の抽出
春休みには、これまで1年間で習った内容で特に苦手な部分を勉強するのがおすすめです。そこで、まずは「診断シート(各分野の問題がバランスよく出題されているプリント)」に取り組み、どんな問題が苦手なのかを見つけることから始めましょう。
各学年の診断シートはこちら
⇒ 東京ベーシック・ドリルの一覧(外部リンク)
答え合わせをし、間違えた問題は解説をしっかり読みます。
③間違えた分野の練習シートに取り組む
診断シートを解いてみて、例えば「ひき算で間違えが多かった!」という場合には、ひき算の練習シートに取り組みます。
練習シートは何枚かあるため、1枚解いたら答え合わせをするような形が良いですよ。
【ポイント】
1枚解き終わったら丸ツケをして、間違えた問題の解答・解説をしっかり確認しよう!
診断シートで満点が取れて特に困った問題がなかったという人は、別の教科の診断シートにチェレンジしてみてくださいね。苦手分野を練習シートで確認することで、苦手を克服することができ、次年度の学習で大いに役立てることができます。逆に、苦手を克服できずに進級してしまうと、次年度の学習に響きますので春休みのタイミングで必ず対策をすべきだと言えるでしょう。
春休みはおうち学習で苦手克服を
このドリルは日々の学習でも使えますし、春休みや夏休みといった長期休暇期間におこなう「復習教材」としても使えます。また、「診断シート」を使って苦手分野を抽出することができるため、短時間で苦手分野だけ効率よく勉強したいときにも役立つでしょう。特に春休みは、新学年に上がる前にこの1年間で習ったことをしっかり復習しておきたいところ。お金をかけずに誰でも使えるドリルなので、この春休みを利用してぜひとも取り組んでみてくださいね。ドリルの使い方と印刷できるプリント一覧は、以下のリンクより確認してみてください。
東京ベーシック・ドリル関連へのリンクまとめ
おうち学習にぜひお役立てください。