保活の戦い「それはやめて」と思ってしまった保育園見学者の行動3つ「沐浴室のドア勝手に開ける」
共働きの現役保育士です。
4月入園希望者に向けた保育園見学の季節です。
今回は、本年度の保育園見学にて、保育園の先生が「ちょっとそれは止めて欲しい」と思った行動をしていた見学者の例を紹介します。
開始時間より遅れて到着
保育園見学の開始時間5分前に着電が。
「道が分からなくなってしまったので、2-3分遅れますがいいですか」
「大丈夫ですよ。気を付けてお越しくださいね」と答えて電話を置いたものの、内心モヤっとしたのは事実です。
この方の場合、見学会申し込み電話の時点で残り1枠しか空いていないことを伝えると、「まあ、〇日でもいいかー。一応見ておきたいし」等とおっしゃっていました。
第一希望以外の保育園もどんどん見学することは、保育士としてもおすすめできるのですが、第一希望ではないからといってないがしろにするのはちょっと違う気がします。
ちょっと見てもいいですか ”ガラッ”
0歳児クラスの保育室には、調乳室や沐浴室など他のクラスの保育室にはない設備があります。
見学会の担当保育士が設備内を紹介したときに中に入ったり、ドアについた小窓から中を覗くなどは歓迎です。
びっくりしてしまったのは「ちょっと見てもいいですか」と言って、OKともNGとも回答していないのに、いきなり勝手にドアを開けて中を見ていた方。
保活のマニュアルなどには、設備を自分の目でよく見てなどと書いてあるのでそれを誤って解釈したものと思われます。
他のお家のトイレや風呂場を勝手に覗くのはマナー違反であることは多くの方が知っているはずですが、保育園ならなぜか良いと思ってしまうようです。
残念ながら、保育園はサービス業ではないため、保育園利用者との利害関係はありません。
保育士を見る目が厳しい
保活のマニュアルなどには「職員の言動をよく見る」などとも書いてありますね。
見学者の受付をしている際、強風でドアが開いて砂が吹き込んでしまったため、靴下でしたが大急ぎで玄関に降りて閉めると、筆者の足元を厳しい目で見ていた方が。
これは完全に筆者の落ち度なのですが、あまりの鋭い目つきに「このご家族が入園したら保護者対応が大変そうだ」とつぶやいてしまったのはうそではありません。
まとめ
保育士が「それはやめて」と思ってしまった保育園見学者の行動を紹介してきましたが、保育園見学で必要以上に保育士に気を遣う必要はありませんよ。
遅刻だけはしないようにしつつ、保育環境や保育士を厳しい目でチェックして納得できる保育園に入園して欲しいと、心から願っています。