加古川駅から南、ベルデモール商店街の南出口付近を東に入ったところに、料理屋 かど咲はあります。

鯉の泳ぐYANAGAWA BLDGの1階です。

隠れ家風の入口が迎えてくれます。

料理屋 かど咲は2021年2月にオープンした、日本料理とフレンチの融合した料理を楽しめるお店です。

内装にもこだわり、落ち着いた上質な空間となっています。

今回は料理が間近で見られるカウンター席でお昼のランチおまかせコース（2,750円）をいただいてきました！

※取材のため、無償にてご提供いただきました。

お店は料理長の準人さんと副料理長の優人さんのご兄弟で営まれています。テキパキと丁寧なサービスでもてなしてくれました。

1品目の先付けは、鰯（イワシ）を低温調理したものにパルミジャーノチーズ、キャビアのような黒いニシンの卵アブルーガを載せて、手前にバルサミコ酢のソースを添えたもの。

鰯は骨まで柔らかく、口の中でほぐれます。バルサミコ酢のソースを付けると、さっぱりした酸味がアクセントに。

お造りは一本釣りした鰹（カツオ）の皮目を炙って、山形の郷土料理だしをかけた一品。

鰹は肉厚なのに、スッとかみ切れる食感。サッパリと酸味のあるだしが、がごめ昆布から出た粘りけで鰹に絡みます。この酸味が絶対鰹に合うと思って組み合わせたそう。

焼きものは、淡路産の鱧（ハモ）の皮目を炭で炙り、お寿司に。海苔で包んでいただきます。

ひと口でほおばると、ふわっと口の中に甘みが広がって驚きました。お米や鱧がほんのり温かく、海苔の風味と混ざりあって、完璧なバランスを作っています。

鱧の皮は炭を直接載せて炙っていました。

八寸は季節に合わせて数種類の盛り合わせが提供されるお得な一品。

この日の八寸は、夏野菜のコンソメのジュレ、トマトとパプリカのラタトゥイユ、朝作ったばかりの胡麻豆腐、巻きすで作った卵焼きのサンドイッチ、丸十（鳴門金時）の5種類。

3人前で盛り付けたものを写真に収めさせていただきました。

この日の朝に作られた胡麻豆腐はもちもちフワフワ。胡麻の濃厚さが詰まっていました。プチっと切れる食感も楽しい。

意外な組み合わせのサンドイッチは、からしが効いた王道の味わい。卵がこぼれおちそうなボリュームです。

天ぷらは、新ごぼうとカリカリ梅の天ぷら。サクッと軽く揚げてあります。

新ごぼうは細切りで、ごぼうとは思えない柔らかさ。経験したことのない食べ心地で驚きました。

ごはん物として夏枝豆の炊き込みご飯、温かいそうめん、漬けもの。枝豆の鮮やかな色の炊き込みご飯は、おかわりまでいただきました。

最後のデザートは、ほうじ茶のプリン。ほうじ茶の香りがふんわり広がります。プリンはテイクアウトも可能です。

どの料理にも工夫が詰まっていて、それをカウンター越しに伺いながら食べるのは、とても楽しい時間でした。カウンター席は調理風景も楽しめてお得です。

お二人の丁寧なサービスも気持ちよく、リラックスして過ごすことができました。

日本酒やワインメニューも豊富に取り揃えられています。料理長の準人さんはワインを勉強するために、フレンチのお店でも修行した経歴があります。

夜のおまかせコースは8,800円。ランチ同様に月替わりでメニューが変わります。

昼も夜も毎月来て下さるお客さんに楽しんでもらえるよう、趣向を凝らしていると仰っていました。

昼・夜ともに前日までの完全予約制です。

大切な人との食事や会食にぜひ訪れてみてください！

【店舗情報】
料理屋 かど咲
兵庫県加古川市加古川町寺家町66-8 柳川ビル1F
電話番号：080-4243-0290
営業時間：
ランチ　11:30～14:00（L.O.13:00）
ディナー　18:00～22:00（L.O.20:00）
定休日：日曜日
公式Instagram・公式サイト