『学生日本代表』が考える「日本のはたらく未来」とは
最後のセンター試験が実施され、いよいよ「2020年教育改革」が本格的に動き出したように見える。
働く環境が劇的に変化している中、若者は実社会・ビジネスの世界で活躍するどころか生き抜く為の能力・資質がない状態で社会に出ている現状はこれまでも課題視されてきた。
そんな中、本格的に教育改革が進むとされているのは「新学習指導要領/大学入試改革/英語教育改革」とされているが、大切な視点を忘れてはいけない。
若者ははたらく未来に希望を持てているのか?
教育改革が進むのは間違いなく良い話。一方で新しい教育を受けた若者が実際に身に付けた力を使うのは実社会・ビジネスの現場であることは紛れもない事実。その「実社会・ビジネスの現場」は変わらなくて良いのか?そもそも若者は自分のはたらく未来に希望を持てているのか?という問いに対してはNOと言わざるを得ない。
パーソルグループの新卒採用統括責任者として全国の学生と日々接する中で、なぜ若者は自分のはたらく未来にワクワク期待して、希望を持てていないことは明確である。
社会人10年プレイヤーの40%は就活を後悔
若者が未来に希望を持てない背景はシンプルで、周囲の社会人が元気がないように見えているのだ。経済的背景などは学生の視点では大きな要因ではない。
「あんなに輝いていた先輩が1年目で挫折して社会を否定している」
「家族がはたらくことにネガティブで毎日疲れている」
「メディアの報道は企業の汚職やハラスメントばかり」
「電車の中のサラリーマンの顔が朝から疲れている」
そこに加えてこんな数字もある。
「入社後のリアリティ・ショックは約80%」
「新卒3年離職率」は35%前後で30年近く変わらない
「社会人10年経験した人の約40%が就活を後悔している」
「はたらくに意欲のある社会人は日本はたった6%」
となれば、若者が自分のはたらく未来に希望を持てるというのは確かに難しい環境だということが分かる。
そもそも海外のはたらく価値観は?
2019年6月にテレビ東京で放送された『世界就活』という特番では社会人である私がアメリカ・イタリア・フィンランドの教育や就活、はたらく価値観を現地で取材をした。
そこに学生の視点があるとさらに深みが出てきて、日本のこれからに影響する「ヒント」が生まれると考えられた企画が「学生日本代表」の海外視察だ。
パーソルグループとForbesJAPANが2020年に実施する若者向けのイベントのコンテンツとして企画された「学生日本代表」がシリコンバレーやロンドンで現地の社会人や駐在員、学生、留学生に直撃取材をすることで、海外の教育、就活、はたらく環境・価値観の違いを可視化することが出来る。
若者が考える日本のはたらく未来
「学生日本代表」が現地で得た知識や価値観に日本のはたらく市場のリアルをぶつけることで、新たな価値が見えて来る。
そして、それを学生自身が今の社会を作っている「大人」にこれからの日本の「はたらく」についてプレゼンテーションをする機会がパーソルグループとForbesJAPANのイベントになる。
日本の若者文化が変わる時
「学生日本代表」は全国から応募が集まって来ている。2020年は教育改革や東京オリンピックなど歴史が変わるタイミングでもあるとするならばいよいよこれまで変化出来なかった若者文化、教育、就活、はたらく価値観の変革の起点が2020年でもおもしろい。
実際に「学生日本代表」は海外で何を見て、何を感じるのか?
そして、帰国した日本で何を伝えてくれるのか?楽しみであると同時に日本のはたらく未来の為に期待したい。
はたらくを楽しもう。
【参考】
『世界就活』:2019年6月テレビ東京にて放送(現在は未公開シーンを含む特別版をParaviで無料配信中)
『学生日本代表』:パーソルグループが選抜した学生日本代表がアメリカ、イギリスを海外視察する。応募締切2020年1月22日