知ってましたか?鉛筆はどうして「トンボ」が描かれているのか
文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
今日はなんの日でしょう。そうです、6月4日は「虫(むし)の日」です。昔は平気で触れましたが、すっかり苦手になりました。
これを食べたりする人たちがいるそうです。確かに食糧にすれば、人類はまだまだ安泰かも知れないです。でも僕は餓死を選択します。
今日のブログはその虫にちなんで、鉛筆についている有名な「トンボ」の話。皆さんの豆知識として最後まで読んで下さいね。
どうして「トンボ」なの?
鉛筆の軸によく「トンボ」が印刷されているのを見かけますよね。誰もが見たことのあるお馴染みのデザインです。
でも何故この虫なのと、思ったことありませんか?これは、ご存知の方も多いと思いますが、株式会社トンボ鉛筆のロゴマークです。
では、その虫を会社のマークにした理由を皆さんで解明していきましょう。歴史的にも面白いお話なんですよ。豆知識です。
トンボ鉛筆の歴史です
1913年の創立者の小川春之助さんが開業した「小川春之助商店」が始まりで、ここからスタートしたのがトンボ鉛筆です。
1928年にはじめてトンボのマークがつきました。「トンボ」「工場」「橋」の3択の中から「トンボ」が選ばれたそうなんですよ。
(不注意な記事が掲載されていたので修正させていただきました。関係者の方、申し訳ありませんでした。ここにお詫びします)
トンボを採用した理由です
一体、どんな理由で「トンボ」を採用したのでしょうか。この虫は、前にしか進めません。後ろに下がることがないのです。
この特性に注目されて、昔から日本では「勝ち虫」とされてきました。戦国武将たちが甲冑デザインに採用したのは有名な話です。
なんとかく勇ましく勝ち進むイメージがトンボにはあり、その縁起の良さを会社のシンボルマークにしたのです。
日本を代表する虫です
さらには、元々「トンボ」は、古名が「あきず/あきつ=秋津/蜻蛉」でした。古くは日本のことを秋津島と呼んでいたそうです。
日本を代表する鉛筆ブランドになりたいという創立者たちの心意気をここに込めたんです。「トンボ」ってすごいですね。
秋津島(あきつしま)という言葉は、古事記・日本書紀など、日本に係る枕詞として和歌の世界に脈々と生き続けているんですよ。
まとめです
いかがでしたか?「トンボ」について深く知っていただけたでしょうか。こういう豆知識を周囲と共有するのも良いですね。
もし何かの機会に、このロゴマークを見かけたならば、このブログ記事を思い出してください。これからも応援お願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。最後に、文房具の関連記事を掲載しておきますね。
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