ウィットJr.は2年続けて30-30に到達。大谷は50-50まであと2ずつ。ラミレスの40-40は…
9月17日、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、1回裏に四球で出塁後、二盗を成功させ、30-30に到達した。
前日までに、ウィットJr.は、32本のホームランを打ち、29盗塁を記録していた。また、今シーズンの安打は、200本に達している。それについては、こちらで書いた。
◆「200安打に到達した直後、30-30にリーチをかける。200-30-30なら何人目!?」
今シーズン、30-30に到達したのは、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)に続き、ウィットJr.が3人目だ。
大谷は、9月17日にホームランを打ち、史上初の50-50まであと2ずつとしている。48本塁打と48盗塁だ。ドジャースは、レギュラーシーズンが終わるまでに、あと11試合を行う。大谷は、直近の11試合で4本のホームランを打ち、2盗塁を記録している。
一方、ラミレスは、大谷に続いて40-40にたどり着けるかどうか、微妙なところだ。盗塁は40にリーチをかけているが、ホームランは35本。あと10試合で1盗塁を記録し、5本のホームランを打たないと、史上7人目の40-40にはならない。直近10試合は、盗塁が4、ホームランは1本。また、31本目から35本目までの直近5本は、32試合を要している。
なお、ラミレスとウィットJr.の30-30は、どちらも、今シーズンが2度目。ラミレスは、2018年に39本塁打と34盗塁を記録した。ウィットJr.は、昨シーズンが30本塁打と49盗塁なので、2シーズン連続の30-30だ。
今シーズンの30-30は、この3人から増えないかもしれない。
フランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)は、30-30まであと3盗塁、現時点では32本塁打と27盗塁だが、9月13日に腰を痛めた。9月14日~17日にメッツが行った4試合中、出場は15日の1試合だけ。それも、2回裏の守備につく前に、ルイスアンヘル・アクーニャと交代した。復帰しても、盗塁を試みない可能性は高そうだ。
他に、ホームランと盗塁のどちらも25以上の選手はいない。エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)は、24本塁打と64盗塁だ。