サムスン電子がペン入力スマホ「Galaxy Note 7」を発表
サムスン電子は8月2日(米国時間)、アメリカ・ニューヨークで新製品となる「Galaxy Note 7」の発表会を開催した。
Galaxy Noteシリーズは大画面でペン入力が可能なスマートフォンだ。
新製品となるGalaxy Note 7は5.7インチQHD SuperAMOLEDディスプレイを搭載。従来モデルよりも側面に丸みを帯びた設計にすることで、大画面ながらも持ちやすさを両立した。今回から、本体だけでなく、ペンも防水・防塵に対応。画面が濡れていても、ペンを使って文字を書いたり、操作することが可能だ。
従来モデルよりもコンパクトとなり、Galaxy S7 edgeと遜色のないサイズ感に仕上がっている。
チップセットは、グローバル版はExynos8890となるが、アメリカなどの一部地域はSnapdragon820となる。
Galaxy Note 7ではGalaxy S7 edgeと同様に、画面がオフの状態でも時計だけを表示する機能があるのだが、さらに自分が書いた手書きのメモも表示しておくことが可能だ。忘れては困ることなどをメモとして書いておけば、いつでも画面上表示しておくことができるので、忘れる心配もないだろう。
ペンはさらに描きやすくなり、ウェブサイトにある外国語にペン先を浮かせた状態にしておくと、翻訳してくれる機能を備える。また、ペン先を浮かしておけば、画面の一部を拡大するといったことも可能だ。
ほかにも、動画を視聴中にペン先で範囲を指定すれば、その動画を録画し、GIFアニメにして、SNSで共有できる。
セキュリティ面では、指紋認証だけでなく、目の虹彩を読み取り認証する機能も追加された。実際、Galaxy Note 7を見るだけで、瞬時にロックが解除できるのはかなり便利だ。他の人に見られたくないファイルやSNSアカウントを隠しておける「セキュアフォルダ」も備えている。
ビデオ機能に関しては、ハイコントラストな映像を再生できる「HDR」に対応。Amazonビデオなどが配信するHDR対応映像の再生に対応している。
カメラに関しては、Galaxy S7 edge同様にデュアルピクセル方式に対応し、暗いシーンなどの撮影に強い。
今回から、充電端子はUSB Type-Cに変更となっている。またワイヤレス充電にも対応している。
■期待したい「日本での発売」
ニューヨークで実際にGalaxy Note 7の実機に触ってみたが、大画面の割に持ちやすく、一般的なスマホと変わらない携帯性を実現しているように思えた。これまでのGalaxy Noteシリーズは「いかにも大画面」という大きさであったが、Galaxy Note 7は大画面を感じさせない本体サイズになっているのが嬉しい。
また、本体側面の処理も継ぎ目がなく、高級感のあるデザインに仕上がっている。ペンの使い勝手もよく、満足度はかなり高いと感じた。
ちなみに、グローバルでは8月19日から発売となる。日本市場では昨年、グローバルで発売された「Galaxy Note 5」の投入が見送りとなっていたが、Galaxy Note 7に関しては「うちは反省する会社なので」(サムスン電子関係者)ということなので、秋商戦向けモデルとして期待しても良さそうだ。